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小形 : |
きちんと運用・基準を出されているOEMさんへは、それに沿って、個別の対応をしています。しかし、社内の標準化もしなくてならないので、各OEMさんの基準を見据えて社内基準を設けていますが、基準もあまりにずれている場合は標準化できない部分があります。OEMさんには、PDQに関する基準の統一化をお願いしたいです。 |
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岩壁 : |
精度の一番高いところにあわせていれば問題ない、というわけでもないのですよね。 |
和田 : |
弊社はサポート専用の窓口を設けています。取引先さんと協議しながら、ルールに合ったチェックツールを提供するなどしています。 |
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多賀 : |
JAMAホームページでは、PDQに関する映像を無料で公開しております。何が問題なのか、具体例を挙げながらわかりやすく説明し、更に対策もご紹介しております。これをご覧いただければ、PDQの重要性の理解や対応方法にご参考になると思います。 |
多賀 : |
PDQツールベンダーさんは、ビジネスに直結しているということで非常に協力的ですね。他方、ビジネスマップができてきているCADベンダーさんは、動きが悪いです。PDQは源流対応が肝ですので、それでは我々も困ります。そこで最近は開発元に直接アプローチしようとしています。4月に参加したSASIGで開発者とお話しして、我々の思いが開発元まで伝わっていなかったというのがわかりました。今後はJAMAあるいはSASIGとしてCADベンダーさんとワンボイスで話ができればと思っております。 |
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岩壁 : |
自動車メーカーさんが使われているCAD/CAMは日本製ではないので、そこは海外の開発元に行って訴えると。PDQの活動は、JAMA・JAPIA・SASIGが一体となって活動されているのですね。 |
小形 : |
承認図、それもOEM、サプライヤーの設計部門間に限定すれば、3D単独図の運用は実現できそうですが、それを元に生産するとなると、まだまだ難しい部分があると思います。図面機能だけではなく、業務として回せるかを良く検証する事をお勧めします。 |
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多賀 : |
今までは3D形状と図面の両方がそろっていて、あくまで図面の寸法が正であり、形状は参考ですよ、という約束でしたので、形状が間違っていても元になる寸法を見て、チェックをしていました。それが今度は形状がマスターで、しかも寸法は測定用など限定であり、正確に形状が再現されることが大前提となるわけですから、PDQの問題がますますクローズアップされてくると思います。 |
和田 : |
ジオメトリーとかルールとかの問題も大事ですが、今までと違った観点から3D単独図に関するPDQというのを新たに考えていくことも必要かもしれません。具体的にどうするかというのはこれからの課題です。 |
多賀 : |
2005年3月でPDQの標準化の活動は一区切りつけました。4月からは2年めどで普及展開を図っていく予定です。あとは、それを背後から支えるCADだとかツールが標準に適合してこないといけません。PDQツールを見ますと、今、ガイドラインへの適合状況は61%です。これをできるだけ早く100%にもっていきたいと思ってます。 |
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岩壁 : |
PDQの問題は自動車業界だけでなく、家電業界やその他の製造業にも影響があり、同じような活動を始めているようです。古くて新しくて、ずっとなくならない問題だと思いますので、これからも頑張って活動していただきたいです。 |
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日本デザインエンジニアリング
代表取締役 |
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