ＣＡＤ／ＣＡＭ座談会・第3弾～CAD/CAMベンダー編～

３次元への切り替えをいっせいに行なった経営者の方がいて驚いたのですが、結果的には成功しています。

成功しているお客さまは、まず、トレーニングを受けられます。そして社内開発チームの推進メンバーが定期的に教育をします。また、機能をどういうプロセスでどういうところに適応させていくかを、社内で検討し展開していく。そういった企業は成功しています。

以前と違い、今は使わざるをえないという状況。失敗事例はほとんどなくなりつつあります。

以前と違い、今は使わざるをえないという状況。失敗事例はほとんどなくなりつつあります。

減ってはきましたが、自分達の仕事に合った道具選びができず、うまくいかないという例も中にはあります。実際の仕事は二次元中心なのに、３次元というキーワードに惹かれて、３次元システムを導入してしまい、本来よく使う二次元機能がマッチしていなかったり。

それでは、皆さまの会社のセールスポイントや、今後の開発方針などをお聞かせください。

ＣＡＭは画面上の結果がすべてではない現物主義の世界です。当社では自社で加工機を設備し、日々、加工機能の検証やサンプル切削などを行ない、実加工からノウハウを培っています。これら実証データーをお客さまへフィードバックし、またお客さまへのサポート活動に生かせることが、弊社の強みだと思います。

我々の誇りは、すべて自社で開発をしてきたことです。また、日本のメーカーですので、日本のモノづくり現場の要望に対して早い対応ができると考えております。今後はターゲットをいくつか設け、各業務に特化した専用機能をもっとつくっていきたいです。

SolidWorksは、モデリングのみならず設計検証ツールを含め中小企業の方々にも導入しやすいＣＡＤです。また、教育の場では授業カリキュラムのひとつとして使っていただいております。今後目指すのは、設計者自らがモデリングし、構造・機構的に問題がないかを簡単にデバックできる、設計支援ツールの提供です。

どうもありがとうございました。