CAD/CAMは製造業にとって、もはや欠かせないツールとなった。
しかし、利益を左右するまでに重要度を増したCAD/CAMの利用技術は個人のスキルに委ねるところが大きく、技術者の育成は急進する大きな課題である。
CAD/CAMの利点もしくは問題点といった光と影の二つの面について、自動車金型メーカーの方々にお話を伺った。
早瀬 : |
3次元はCADCEUS、Die‐Stacker。2次元はCADSUPER 、CAMCOREhandyEX を使っています。 |
---|---|
荒井 : |
CADはCATIAだけです。CAMは3次元に関してはWorkNC、TOOLS。2次元は社内でカスタマイズしたCATIAです。 |
宮城島 : |
Space-EとそのViewerを使って、全てに対応しています。2次元は基本的に廃止しました。CAMは加工内容と負荷状況によってTOOLSとSpace-E を使い分けますが、Space-Eの使用頻度が高まっています。 |
鈴木 : |
CADに関しては、3次元はCADCEUSとUnigraphicsで、2次元はCADSUPERとAutoCADです。CAMはCLIKS21 Expert、Die‐Stacker、WorkNCです。 |
荒井 : |
現在は3次元データをいただけるようにはなりましたが、残念なことに、以前よりデータ品質が悪い場合があります。作成した人や部門によって、品質に差があるのです。 |
---|---|
岩壁 : |
データを作る担当者や部門によるデータ品質のばらつきは、他の方も悩まれていますか? |
鈴木 : |
多少はありますが、気にするほどではないですね。 |
早瀬 : |
データのやり取り、変換によるトラブルはほとんどないです。 |
宮城島 : |
我々樹脂金型の場合は客先のゲストエンジニアがデータをつくっていますが、データ変換上のトラブルは激減しています。3Dデータはほぼ100%というレベルで受け取りができていると思います。 |
荒井 : |
弊社の設計は88年頃から全て3次元ソリッドでやっておりまして、受取ったデータを取り込む作業に時間と手間がかかってしまいます。 |
Page2へ続く
株式会社
日本デザインエンジニアリング
代表取締役 |
株式会社
エムアイモルデ
代表取締役 |
株式会社
ツバメックス
金型部開発係 |
株式会社
ナガラ
代表取締役 |
マルスン
株式会社
経営企画室 |