NCネットワークが目指すもの

Vision

NCネットワークの設立経緯

1997年2月、30~40歳の若手経営者(2~3代目)を中心とした製造異業種9社が、東京都労働経済局の支援を受けてイントラネットを構築。(CAD/CAMを中心とした)社内LANをインターネット上で結び、相互取引を開始しました。これによって、従来のFAXや郵便によって行っていた図面データの送受信を、インターネット上で実現したのです。

設立当時の製造業9社メンバー

NCネットワークグループが構築した、このイントラネットを中心としたネットワーク上に、東京都金属プレス工業会、 日本金型工業会東部支部、日本バネ工業会等に所属の中小メーカーが参入。日本初めての工場向けネットワークサービスとして、プロバイダー事業を開始しました。

1998年2月に、株式会社エヌシーネットワークを資本金1,000万円で東京都葛飾区金町に設立、Web会員事業(現:エミダス事業)を開始しました。

創業時の事務所内部
代表の内原、創業時の事務所にて

世界の"MONOZUKURI"を
支援する世界100万社のネットワークをめざす

製造業という業種は、「製品=商品」があることで、言語・国境を超えて、世界へ広まります。インターネットも国境を越えてつながっています。この2つの国境を超える要素が結びつけば、どのようなことが起こるでしょうか?

企業の規模の大・小には関係なく、製造業に携わっている限りは、世界という市場を無視して過ごせる時代ではないと考えています。これは日本の製造業だけではなく、中国・インド・北米・ヨーロッパ・ロシアなどすべて"MONOZUKURI"に関わっている会社では、"世界中がお客様=市場"になると考えています。

これまでは、優秀な技術をもった製造業を見つけ出すのは難しい時代でした。しかし、インターネットに接続されたNCネットワークのようなデータベースを検索することで、発注者は優秀な技術をもった製造業を見つけ出し、引き合いをだすことができます。従って、これからは仕事を出す側も仕事を受ける側も、常に世界を対象に仕事をしているという意識をもって情報を発信する必要がでてくると考えています。

NCネットワークは、国籍・人種・宗教・年齢・性別に関係なく モノづくり="MONOZUKURI"に携わるすべての人々を支援する世界100万社のインフラを作り上げそれをベースに、世界のモノづくりを支援することを目指しています。

中小製造業のネットワークを1つの仮想工場に

従来、メーカーを頂点としたピラミッド社会の中にいる下請企業は、ピラミッドの上だけを見て仕事をしていました。しかし今、多くの中小製造業がピラミッド社会の外に新しい景色が広がっていることに気付き、果敢に外の社会との交流を深めようとしています。また、メーカー側も、これまで取引をしてこなかった異なる業種系列に属する中小製造業との取引を行うことで、全く新たなコンセプトの製品を作り出すイノベーションの源泉とすることができるのです。

手軽になったインターネットを情報受発信の道具として積極的に使うことで、そうした交流を求めている中小製造業のネットワークを、インターネット上に作ることができるとNCネットワークは考えています。個々の企業が、得意な製品あるいは特徴のある技術に特化しつつ、足りない部分はネットワークから入手する。それが実現できたとき、この中小製造業のネットワークは、1つの仮想工場として動き出すでしょう。

NCネットワークは、そんな将来像を目指しています。

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