> 実測値については、材料、形状、拘束、荷重などやはりモデル化の差異がありますから合わせるのは大変。
市販のソフトの差もなかなかのものですよ。
今月末に、社内でのCAE競技大会があるので、解答に対する採点規準の閾値の
設定をしていた時に、見つけてしまい、簡単な形状で比較したのですが・・・
お鍋のような形状(有底円筒体で底面から側面への立ち上がりにRあり)で
上端面を拘束して内圧を付加しました。底面中央部に最大応力が出るような
モデルです(たまたま諸寸法のバランスが取れたのかも知れません)
計算時間を削減するために、円筒座標系を用いて、少ない角度で円筒対象で
解きますよね。ところが・・・・
角度(15度~120度)によって、答えがほぼ同じなのは4/8だけ
90度モデルで直交軸対象にしたのと、90度で円筒形座標とで答えが異なる
(誤差なんていう差ではない・・20%以上)のが2/8
角度(15度、30度)により、収束しないのが1/8
角度が小さくなると(90度以下)、解析モデルの形状寸法に対して歪が
大きいとして非線形モジュールに切り替えるフラッグが立つのが1/8
(非線形で解くと応力は小さくなる、使う側はフラッグ立てばヤルよね)
競技者が使うツール毎に、課題がばれないように注意点を書くのに苦労しました。
今月末に或る所でのセミナの最後に「おまけ」で提示した後に、ゆっくりと
ベンダー苛めに取り掛かりたいと思っています。