ベトナムは国土面積が33万平米キロメートルで、人口が9,500万人くらい、GDPは1,932億ドルの国です。
経済成長は毎年おおむね6%くらいを保っており、この点、魅力を感じるねと語られることが多い国です。
一人当たりGDPは、2,500ドル/年くらい(2019年現在)
んまぁ、ざっくり言うと、
国土と人口は”日本ひく九州”で、経済規模は埼玉県。平均年収が30万円弱とうい感じです(これくらいの捉え方でとりあえず十分。)
国は縦に長くて、北部に首都ハノイ、南部に大都市ホーチミン。
ハノイとホーチミンの直線距離は1,100kmくらいで、青森ー福岡間くらい。
※ 出典:Wikipedia
ハノイとホーチミンは気候が異なり、亜熱帯気候のハノイには四季があり、熱帯気候のホーチミンは雨期乾季。
四季のあるハノイは割と情緒とか、わびさび的な感覚を持っていて、”湖に映った月を見ながら、離れて過ごす恋人を想い詩を歌う”みたいな、何となく日本人と似たような演歌気質を持っている部分もあります(部分、です。)
一方、ホーチミンは陽気な感じで、ケセラセラな気質を感じることが多いです。これにムードメーカーや親分肌な人が多い気がします。
ハノイとホーチミンは青森福岡間くらいの距離があるため、言葉が違います。東京弁と関西弁、みたいな感じです。
よく、ベトナムの民族衣装を”アオザイ”といいますが、これはハノイの標準語。南部のホーチミンでは、”アオヤイ”というのです。
北部は、ザーとかジャーとか濁音が多く、南部やヤーとかニャーとか柔らかい感じがします。
料理はなかなか日本人の口に合いやすく、パクチーさえクリアできればベトナム料理を気に入る人は実に多いです。
卵焼き、豚バラ焼き、豚の角煮、などの日本でもおなじみの家庭料理が多く、何となく近しい印象を受けます。
共産党の一党制で、そう聞くと何となく閉鎖的な国のような気がしますが、実態はかなり資本主義的というか、自由経済的というか、ファジーな感じです。
同じ共産主義国家のロシア、中国はもとより、アメリカ、日本、韓国など様々な国からの輸入品が多く、生活は外国産のもので溢れています。
さて、今回はここまで。
次回は少し産業分野の話を。
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