高速回転の粉砕機でも大丈夫な場合が多いのですが、例えば粉砕機の入り口に引っかるなどした時にまとめて一度に粉砕しようとすると、刃の回転が止まってしまい動かなくなってしまいます。
(もちろん、メーカーの注意書きのとおり、1ショット毎に粉砕していれば良いのですが・・・)
こうなってしまうと、粉砕機の回転刃あたりを分解せねばならず、結構大変なのです。
特にHSA40-50ぐらいのやや軟らかめのグレードのエラストマーでは要注意です。
低速回転タイプの粉砕機は高いトルクでランナーをカットする構造であるため、少々のことでは止まりません。
(もちろん、このタイプでもメーカーは1ショット毎に粉砕するようには言っていますが・・・)
また回転刃の場合、回転刃に巻き込まれているので、スクリーンあたりまで分解しなければならないこと多いのに対し、低速回転タイプは上面を軽く清掃するだけで簡単に復帰できます。
低速回転型の方が粉砕に時間が掛かることが欠点ではあります。