特集:JIMTOF2022

株式会社岡本工作機械製作所

株式会社岡本工作機械製作所

工作機械や半導体関連装置の分野で活躍し続ける総合砥粒加工機メーカー、株式会社岡本工作機械製作所。4年ぶりとなるJIMTOFでは、未来に繋がるものづくりを見据えた提案として、これまでの技術を結集させた研削盤と研削加工技術を多数出品する。

10年前から「研削革命」というキャッチフレーズを掲げ、様々な機械を開発してきた。今回は、ますます要求の高まる省人化と効率化を目指した機械をコンセプトに機上測定技術を兼ね備えながら高能率・高性能を実現する機械をリリース。具体的には、超精密の平坦度と鏡面のような面精度を実現した大型・中型の超精密平面研削盤や、年々ニーズの高まるロボット対応の超精密成形研削盤など、最新の研削盤4台の展示を含め8機種。そして「機上計測」「超精密・鏡面」「自動化・高能率・複合」「脆性材」の4つの技術をテーマにした、研削ソリューションの展示が見どころとなる。

代表取締役の石井常路氏は、「ユーザーの皆様にはぜひ展示会に足を運んでいただき、しっかりと現物を見てもらいたいです。お客様の高度な要求が当社の機械とマッチングできれば嬉しい。JIMTOFの開催がとても楽しみです」と4年ぶりのリアルな開催となる展示会に期待を込める。また、工作機械事業における海外への販売シェアは50%を占める事から、規制緩和による海外からの来場も期待したいところである。

昨今、業界全体の大きな課題は、部品不足による生産の遅れである。年商500億円の売上げを目指す同社では、タイ、シンガポール、中国にある海外工場との連携を一層強化し、海外工場に代替部品を作らせ、お客様への供給責任をしっかり果たしていく姿勢だ。

海外へとしっかり目を向けているのは、日本の製造業に礎があるからだ。石井氏は、日本が歩んできた歴史と伝統文化を踏まえながら、日本製造業の未来について力強く語る。「日本は第2次世界大戦の敗戦から立ちあがってきた国で、そこから脈々と受け継がれてきた金型技術や工作機械の技術があります。たとえば、NC制御が存在せず汎用機しかなかった時代から、熟練の技術者達がそれぞれの腕を駆使して様々な部品を作ってきました。そこから機械やコンピューターの技術が発展し、今では製造技術を補う加工ソフトも出てきています。かつては熟練者しかできなかったことが、今は機械とソフトによって実現できる世界に変化してきました。今後も日本の伝統技術と機械・ソフトを融合させる事で、更なるイノベーションを生むことができるはずです」。石井氏の言葉に、日本のモノづくりの未来に期待が高まる。

株式会社岡本工作機械製作所

本社・安中工場

〒379-0135 群馬県安中市郷原2993

TEL

027-385-5800

FAX

027-385-5880

URL

https://www.okamoto.co.jp/

 

新規会員登録