特集:JIMTOF2022

株式会社ゼネテック

株式会社ゼネテック

「日本の製造業を支えたい」── 株式会社ゼネテックの上野氏の思いが、現在の事業の根幹となっている。同社は1985年に法人設立し、組み込みシステムの受託開発から事業を開始した。製造業に関わるなかで、1990年に3次元CAD/CAMソフトウェア「Mastercam」に出会い、販売権を取得。「ソフトが売れるには10年かかる」と聞いたこともあったが、実際、直後にバブル崩壊に当たり、売上はなかなか伸びなかった。しかし、上野氏には「このソフトは現場で役立つ技術だ」という直感があった。そして、当時はまだ世間でソフトへの認識が浅いなか、地道な提案活動を続けることで市場を開拓し、「Mastercam」を4,500社前後に納品してきたのだ。

2019年に日本工作機械工業会に加盟したこともあり、これまで以上に、活力を失っている日本の復活には、非常に大きな市場を持つ製造業の生産性を高めることが重要だと強く思うようになる。上野氏は「工場全体の最適化を進めるためには、データを『見える化』する事が重要です。しかし、現場を見れば、様々なメーカーの加工機が混在しています。機械が全部繋がらないとスマートファクトリーにならず、DX化も進みません。全てを繋いで運用するには、我々が提供するソリューションとサポートが大きく貢献できると考えています」と言う。そして生産性を上げるための支援に力を入れ始めたゼネテックは、展示会を積極的に活用し、提案を行っていくことになる。

展示会では、世の中の状況がわかる。その実感から、上野氏はJIMT O Fへは40年以上足を運んでいる。今年のJIMTOFでは、ゼネテックのDXソリューションと導入・運営を強力に支援するサポート力を訴求する。見どころの一つは、最新版の3D C A D/C AMソフト「Mastercam2023」である。本製品は、新機能の追加、インターフェースの改善によりユーザビリティを高め、Next Levelの加工体験をユーザーに提供するソフトウェアとなっている。工作機械とのスムーズな連携を実現する、新しいソフトウェアも出展する。これらのソフトウェアの導入から運用まで、幅広くサポートできることも、同社の強みとなっている。

また、3 D シミュレーションソフト「F l e x S i m」など、ものづくりを最適化し、顧客の生産性向上を強力に後押しするD Xソリューションも訴求する。「日本のものづくり企業が元気になるには、設備とITの投資からDX化を積極的に進めていくことが必要です。そうすれば工場全体の効率は良くなり、工場もそして、日本も間違いなく元気になる。そう感じていただける提案を目指しています」。

株式会社ゼネテック

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