今年も成功裏に閉幕。来場者7,300人、商談件数12,000件
2015年9月9日、10日の2日間にわたり、上海世貿商城(上海マート)にて、日中両国の製造業マッチングを行うファクトリーネットワークチャイナ(FNA)が主催する『FBC上海2015 ものづくり商談会』を開催いたしました。今回で18回目となった本商談会は、日本各地の有力銀行および自治体など38団体に共催としてご協力いただきました。出展企業数は493社、530ブース。来場社数は4,500社、来場者数は7,300人でした。
例年同様、初日は出展企業同士の事前マッチングによる商談、2日目は出展企業と一般来場企業との商談が行われました。新たなビジネスパートナーとの出会いを求める日中両国の企業が、新規の販路獲得を目指す自社製品の紹介や、部品・材料の調達・販売、また具体的な仕様の確認など、2日間にわたり会場はたいへん盛況でした。
また、4Fのセミナー会場では、合計7つのセミナーが開催され、ベトナム・インドネシアなどのASEAN情報を始め、企業のリスク回避の方法や業務効率化について、製造業貿易に関連するビジネスモデルについてなど、企業経営に役立つセミナーが開催されました。中でも上海市中小企业发展服务中心とFNAが共同開催した特別セミナー「「中国製造2025戦略、工業4.0」の推進における日中間製造業の協業及び展望」では、今注目の「中国製造2025戦略、工業4.0」に関する日中政府機関の取り組みや、企業の事例紹介など、これからの中国で製造業がいかに事業展開をしていけばよいのかについての様々な指針が示されました。
今年は加工、原材料・消耗品、生産設備、電気・電子部品、総合、ソリューションの通常エリアに加え、IT・ASEANをテーマに特設エリアを設置し、3Fの一部に中国ローカルの企業を集め、日中の企業商談スペースを設けました。世界の500強企業を始め、日本企業との商機を求める企業が多数集まり、活発な商談が行われました。また、商談会全体における今年の商談件数は12,000件にのぼりました。
「中国製造2025戦略」の発表がなされたことにより、中国のローカル企業は今までの技術力・品質の向上に本格的に舵を取り始めており、日本の高い技術力、堅実な品質管理ノウハウが求められています。また、一方日系企業は、中国での販路拡大を目指すにあたり、中国ローカル企業がもつ販路と生産能力はとても魅力的だと考えています。本年の出展企業様からは、「中国での販路拡大を目指しているが、今は中国ローカル企業との協業が不可欠。今回は意識の高い中国企業との商談ができた」という評価をいただきました。
本年11月20日-22日には、華南地域で『FBC広東2015 ものづくり商談会』を開催する予定です。「2015日系自動車部品展示会at広州モーターショー(JAPPE)」との合同展として、これからもますます出展企業にご満足いただけるよう努めてまいります。 また、本年6月には、タイのバンコクで第2回となる「Mfairバンコク2015」を成功裏に開催致しました。出展企業数207社、来場者 10,277人、商談件数 3,656件で、2016年も6月に開催予定でございます。ぜひタイでのビジネスの可能性を探る一助として、当商談会をご活用いただきたいと思います。
最後になりましたが、今回も商談会を無事に終了することができましたことを、共催者の皆様、並びにご出展企業様、ご来場企業様に心より御礼申し上げます。