「FBC上海2014 ものづくり商談会」レポート

今年も成功裏に閉幕。来場者8,800人、商談件数16,000件


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2014年9月3日、4日の2日間にわたり、上海世貿商城(上海マート)にて、日中両国の製造業マッチングを行うファクトリーネットワークチャイナ(FNA)が主催する『日中ものづくり商談会@2014』を開催いたしました。今回で17回目となった本商談会は、日本各地の有力銀行および自治体など40団体に共催としてご協力いただきました。出展企業数は550社、593ブース。来場社数は5,300社、来場者数は8,800人でした。

例年同様、新たなビジネスパートナーとの出会いを求める日中両国の企業によって、初日は出展企業同士の事前マッチングによる商談、2日目は出展企業と一般来場企業との商談が行われました。中国でも定番となった確たる日本企業の部品や加工技術はもちろん、新規の販路獲得を目指す自社製品の紹介や、部品・材料の調達・販売、また具体的な仕様の確認など、2日間にわたり会場はたいへん盛況でした。

また、2 日目には、ゲストパネラーに、経済産業省 中小企業庁 小林利典次長をお迎えし、FBC初となるパネルディスカッションが、日本貿易振興機構(JETRO)主催で催されました。5人のパネラーが「中小企業海外展開支援強化の方向性」をテーマに、熱のこもった議論を行いました。

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今回は昨年に比べフロア面積が拡大し、3階と4階の2フロアとなり、過去最大規模となりました。今年はさらに、近年特に注目を集める企業様をご紹介するテーマエリアを設置し、そのほかに、加工、原材料・消耗品、生産設備、電気・電子部品、総合、ソリューションと大きく6つのエリアに分け、効率的に展示・ご覧いただけるレイアウトにいたしました。最も出展社数が多かったのは加工のエリアで全体の約3割、次に多かったのが生産設備で約2割と、この2つのエリアで全体の約半数を占めました。また、商談会全体における今年の商談件数は16,000件にのぼりました。

中国のローカル企業もめきめきと技術力をつけてきている昨今、ものづくり商談会は中国での知名度も向上し、日系企業との協業を求める優良なローカル企業が出展するイベントと成長いたしました。また、単なる展示会にとどまらず、商談のマッチングにまで踏み込んだ商談会としても定評をいただております。私どもも回を重ね、マッチングの精度が向上しております。本年の出展企業様からは、「中国現地生産が力をつけてきていることを実感した。サプライチェーンも含め中国は効率的な製造体制を築けることが魅力。今回も効果的な商談ができた」という評価をいただきました。

本年11月20日-22日には、華南地域で『FBC広東2014(日中ものづくり商談会)』を開催する予定です。「2014日系自動車部品展示会at広州モーターショー(JAPPE)」との合同展として、これからもますます出展企業にご満足いただけるよう努めてまいります。 また、本年6月には、タイのバンコクで第1回となる「FBCバンコク2014」を成功裏に開催致しました。政情不安も心配されましたが、出展企業数150社、来場社数1,121 社、来場者数1,975人、商談件数2,340件で、2015年も6月に開催予定で、現在企画中でございます。ぜひタイでのビジネスの可能性を探る一助として、当商談会をご活用いただきたいと思います。

最後になりましたが、今回も商談会を無事に終了することができましたことを、共催社の皆様、並びにご出展企業様、ご来場企業様に心より御礼申し上げます。
 

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