過去最大規模で開催。来場者1万人超、商談件数17,500件
2012年9月12日、13日の2日間にわたり、日中両国の製造業マッチングを行うファクトリーネットワークチャイナ(FNA)が主催、日本各地の有力銀行および自治体など39団体が共催となった『日中ものづくり商談会@2012』を、上海世貿商城(上海マート)にて開催いたしました。今回で15回目となった本商談会は過去最大規模での開催となり、出展企業数は、昨年比113社増の582社、614ブース。来場社数は昨年より900社多い5,700社、来場者数は10,360人を超えました。
例年同様、初日は出展企業同士の事前マッチングによる商談、2日目は出展企業と一般来場企業との商談が行われました。各ブースには中国での販路拡大を目指す自社製品がずらりと並び、部品や材料の調達や販売のための商談が熱心に交わされました。初日には、上海市市委常委(中国共産党上海市委員会常任委員)、統戦部部長・沙海林氏が視察に訪れ、ますます密接な関係を築く日中製造業各社の展示品を熱心にご覧になりました。また、2日目には三重県知事 鈴木英敬氏、京都府知事 山田啓二氏らが中国市場の開拓を目指すそれぞれの地域の企業を激励されました。
今回は会場内を、総合、輸送・一般機械、材料・工具、機械部品・加工、電子・電気・精密機械、その他、ソリューションと大きく7つのエリアに分け、多品種化するラインナップを効率的に展示・ご覧いただけるレイアウトにいたしました。ここ数年で、飛躍的に出展品目も増え、物流や関連サービスも充実してきましたので、中国における製造業も、業界としてようやく環境が整ったと実感できる内容となりました。そのような中で今年最も出展企業数が多かったのは、例年どおり機械部品・加工のエリアで、全体の約3分の1を占めました。また、商談会全体における今年の商談件数は、昨年より2,500件多い17,500件にのぼりました。
ものづくり商談会は単なる展示会にとどまらず、商談のマッチングにまで踏み込んだ準備をしておりますが、私どもも回を重ね、マッチングの精度が向上しております。その結果、出展企業様からは、「商談意欲の高い企業が集まるため、具体的な見積にまで話を進めることができた案件もあり、短期間で効果的な商談ができた」という評価をいただきました。
また、本年はFNAブースにて、新しくなったFNA会員プランの入会andアップグレードキャンペーン実施し、多くの会員企業様にご好評をいただきました。
本年は、6月に四川省成都にて初の『日中ものづくり商談会@成都2012』を開催し、また、12月6日(木)には華南地域で初めてとなる『日中ものづくり商談会@深セン2012』を開催する予定です。これからもますます出展企業にご満足いただけるよう努め、みなさまのご理解とご協力のもとに、当商談会も年々その規模を拡大してまいります。特に本年は日中両国間の政情不安による影響が心配されましたが、関係各所の協力を賜り、安全に、成功裏に会期を終了することができました。
最後になりましたが、今回も商談会を無事に終了することができましたことを、共催社の皆様、並びにご出展企業様、ご来場企業様に心より御礼申し上げます。