来場者数は8,600人、商談件数は15,000件規模に
日中両国の製造業マッチングを行うNCネットワークチャイナが主催、日本の各地方有力銀行および自治体など34団体が共催となり、今年で14回目となる『日中ものづくり商談会@上海2011』を9月6日、7日の2日間に渡り、上海世貿商城(上海マート)にて開催致しました。2日間で来場社数は昨年より1,600社多い4800社、来場者数は8,600人を超えました。
出展企業数は昨年比135社増の469社、小間数は500ブースが設置され、各商談ブースでは自社製品の販路拡大、部品や材料の調達のための商談が熱心に繰り広げられました。初日には上海市共産党委員会の兪正声書記が商談会の視察に訪れ、日中両国の出展企業の展示品に対する説明に耳を傾けていました。
昨年同様、初日は出展企業同士の事前マッチングによる商談、二日目は出展企業と一般来場企業との商談が行われ、今年の商談件数は昨年より6,500件増の15,000件にのぼりました。
ものづくり商談会の魅力について、日系出展企業からは「自力で中国系企業との取引を開拓しようとすると、検討までに時間がかかり、また言語の壁もあるので、商談自体が難しい。その点、ものづくり商談会に参加すれば、短時間で効率よく数多くの中国企業と交流できる。また、日系企業との交流を期待する中国企業が集中しているため、日本語を話す中国人スタッフがいるところも多く、商談がスムーズに進められるのも魅力」という声が聞かれました。
製造業の商談は工場見学に始まり、検討にかなりの時間がかかるものの、成約すれば継続的な取引や金額の大きな取引になります。開催実績14回という経験を通じ、「多数の日中製造業と効率よく接したいというニーズに対して、非常に効果の高い商談会」として評価されるようになりました。
今回は規模の面で2倍近い拡大となりましたが、今後は更なる規模の拡大および出展企業の満足度を高めるとともに、華南地域でも同様に製造業に特化した商談会イベントを開催する予定です。最後に、今回の商談会を無事終了することが出来ましたことを共催者の皆様、並びにご出展企業様、ご来場企業様に心より御礼申し上げます。