挑戦する人
1965年生まれ。1992年の入社以来、製造現場から営業、管理部門までのすべての部署を経験し、2010年代表取締役に就任。製造業がほしくなる次の課題を的確に見極め、現場に寄り添った製品を開発することにより、グローバルニッチな分野でシェアを拡大している。
2017年11月、レンズ業界への金型供給で新規参入を果たした。「機械が人や物を正しく感知するためには、レンズとセンサーが必要になるでしょう。これから伸びる分野だし、台湾勢が強いけれど、高精度・高付加価値で日本メーカーもやっていける」と、本間氏は語る。
AIが進む自動車や、カメラ精度の進化が求められるスマートフォンなどで、今後もっとも技術革新が求められる分野の1つがレンズである。樹脂製のレンズも技術力が上がっており、現在ガラスと同等のものができつつある。こうしたレンズの成形では真円度や同軸度が求められ、「ホンママルチチャック」の位置決め精度2μm以下というクリアランスが生かされている。
また、長期的に取り組んでいるのが、社員のモチベーションを向上するための取り組みである。役割の見える化と評価基準を整備し、若い人に来てもらえる環境づくりを進めている。
「設備投資は大切です。機械の稼働率を上げるには段取り時間を短くする必要があり、そのためにホンママルチチャックは生まれ、全世界の製造現場で貢献しています。でも、最終的に大切なのは人。機械ではできないことがやっぱりある」と、本間氏は力を込める。どこまでも現場を大切にする姿勢が、創業以来変わらない当社の芯となっている。
所在地 |
熊谷工場:〒360-0843 埼玉県熊谷市三ヶ尻5361 |
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TEL |
048-532-6551 |
FAX |
048-533-1608 |
URL |
http://www.honma-k.co.jp/ |
創業 |
1941年 |
従業員数 |
75名 |
主要三品目 |
•ホンママルチチャック(自社オリジナルブランド) |
得意&特異技術 |
精密治具・特殊金型製作の専門メーカー。主に粉末成形金型(レアアース、フェライトマグネット等)、食品、医薬品用打ち抜き金型(詰め替えパック・点滴パック等)、精密治具部品加工(HDD用サスペンションの位置決め治具等)を製造している。 |