眼鏡に転用できる新素材を探しています。皆様のお知恵をお借りできますと助かります。
市場ではプラスチック製フレームが人気で市場規模はメタルフレームの4～5倍あり、年間で
少なくても数千万本は出回っていると予想されます。
以前はアセテート（アセチ）製品が一般的でしたが、現在はTR（ポリアミド系樹脂）やウルテム
（ポリエーテルイミド樹脂）といった復元性と弾性がある素材を用いた成型品が大量に出回り、
人気を博しています。これらは韓国・中国からの輸入品ですので急速に国産フレームのシェア
が縮小しています。このままプラスチック製フレームの人気が続けば国産メーカーの存続に
関わる大きな問題に発展すると思われます。
そのため海外製品に対抗できる国産フレーム開発の一環として、プラスチック新素材は重要な
課題にあげられています。
眼鏡用として適性のある素材を各社様からご提案いただけますと幸いです。
＜求められる特性＞
・薄くて強い柔軟性のある素材
＊柔軟性が求められる反面、製品が細く薄いことから素材そのものはかなり固いものが必要。
＊過去、様々な素材が試されていますが結果的に柔らかすることが多いです。
・-5～100°程度の範囲で気温耐性がある素材
・素材表面処理
(1)表面処理なしの場合、美しい光沢感を出せる素材
(2)塗装で質感を出す場合、密着性がよい素材であること
(3)電着塗装、湿式ﾒｯｷを施すことが可能な場合、柔軟性のある素材にどれだけ密着するか。

以上、眼鏡の各部品別に考慮すると求められる素材特性も変ります。
各社様からご提案いただきながら個別にご相談したいと存じます。