> こんばんわ！！
> さっそくなのですが、成形品に出る白化を直すために冷却時間を
> 長く取ると治るのってなぜですか？？どなたかよろしくお願いします。
>

成形法も樹脂も書いてありませんので的確な回答ができません。

以下、射出成形・熱可塑性樹脂を前提に考察してみます。

「白化」といっても種々の現象があります。
ここでおっしゃる「白化」とは冷却時間を長くとると直るのでしたら、
突き出しピンによる「白化」のことでしょうか。

冷却時間が短いと、成形品の温度は高いままになります。
冷却時間が長くなると、成形品は冷えるので温度が低くなります。

一般に、プラスチック(ポリマー材料)は温度が高いほど弾性率が低くなります。

離型時の突き出しピンによる突き出しによって、成形品は変形します。
弾性率の低い状態(つまり冷却温度が短く温度が高い状態)で突き出すと、
突き出しピンの当たる部分の変形が大きくなります。

変形が大きくなると、成形品内部に微小な空隙(ボイド)が発生し、光を散乱するので白っぽくなります。

これが突き出しピンによる「白化」です。

冷却時間が長くなると成形品の温度が下がり、弾性率が高く(固く)なります。
突き出しピンによる変形も小さくなります。
結果として「白化」しにくくなります。