> 樹脂の板で考えた場合、熱による膨張と収縮ではどちらの方が
> 大きく寸法変化するのでしょうか?例えば常温25℃で測定した寸法と
> 低高温に各々60℃のふった状態で、寸法を測定した時の寸法変化比率
> に差はあるのでしょうか?
材料のTg以下であれば熱膨張係数はほぼ一定の値なので、膨張、収縮と
もほとんど同じ量になると考えられます。但し、温度を上げる場合の変化
熱膨張だけでなく、成形時の残留応力の緩和と結晶化の進行(半結晶性の
樹脂の場合)が同時に生じ、これらは寸法収縮が伴うので高温側のほうが
変化幅が少なくでる場合が多くなります。その場合は元の温度に戻した
時に、元の寸法には戻らないことになります。