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No.73547 分子量と結晶性

2007-07-20 09:50 投稿者: すいっち リンク:

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はじめまして。
現在「樹脂」について書かれているいろいろな本を読んで
いるところなのですが、
「分子量」と「結晶性」は関係あるのでしょうか?

読んでいる本の中には、このふたつを関連させる記述はないのですが、
それぞれの特性をみると、単純に
「高分子=結晶性」「低分子=非結晶性」なのかな?と思いまして…

よろしくお願いします。

No.76545 Re: Re: 8286 分子量と結晶性

2007-10-25 00:50 投稿者: M405 リンク:

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>「分子量」と「結晶性」は関係あるのでしょうか?

結晶性高分子の場合、一般的に分子量が低いほうが結晶化度が高くなります。
溶融状態の樹脂から結晶化する場合、一本の分子鎖が規則的ならせんを作り、それが規則的に集合したものが結晶です。
分子量が低いほうが(分子の長さが短いほうが)、分子鎖間のからみ合いが少なく、すばやく動くことができます。
すばやく動けるので、結晶も速くつくれると思ってください。

ただし、すでに回答されているように、高分子自体の構造(たとえば立体規則性)が重要ですし、核生成を促す造核剤の有無の効果のほうが大きいです。

No.73610 Re: Re: 8286 分子量と結晶性

2007-07-23 13:34 投稿者: すいっち リンク:

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ゲルさん、yassannyaさん、お返事ありがとうございました!
なるほどなるほど…でした。
また自分でも勉強をすすめていきます。

No.73562 Re: Re: 8286 分子量と結晶性

2007-07-20 18:16 投稿者: yassanya リンク:

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> 「分子量」と「結晶性」は関係あるのでしょうか?
> 「高分子=結晶性」「低分子=非結晶性」なのかな?

 察するに結晶性樹脂についてお勉強されているのですね。
 結晶性樹脂の代表としてポリエチレンは、分子構造によって
 結晶化の度合いが大きく異なることはご存知ですよね。
 また、分子量によっても、結晶化度が変わるのです。
 例えば、線状の高密度ポリエチレンでは、
 高分子=低結晶性、低分子=高結晶性の関係があります。
 しかし、結晶性は、分子量よりも分子構造の方が支配的と
 思います。他の樹脂は、それぞれ専門の本で勉強ください。

No.73555 Re: Re: 8286 分子量と結晶性

2007-07-20 13:29 投稿者: ゲル リンク:

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> はじめまして。
> 現在「樹脂」について書かれているいろいろな本を読んで
> いるところなのですが、
> 「分子量」と「結晶性」は関係あるのでしょうか?
>
> 読んでいる本の中には、このふたつを関連させる記述はないのですが、
> それぞれの特性をみると、単純に
> 「高分子=結晶性」「低分子=非結晶性」なのかな?と思いまして…
>
> よろしくお願いします。

私も結晶化度とかの詳しいところまでは理解していませんが
少なくとも「高分子=結晶性」「低分子=非結晶性」の関係
は無いと言えるんじゃないでしょうか。
「結晶性」とか「非晶性」というのは樹脂そのものの特性(構造上)
によるものと認識しています。
ex) PP,PE:結晶性 PVC,PMMA:非晶性というような。
確かに,A-PETとかは,冷却条件によって非晶性のような振る舞いを
しますが、基本は結晶性樹脂の部類だと思います。
分子量によって結晶化度が変わったりするかもしれませんが
同一樹脂で分子量により結晶性-非晶性間を移り変わることは
ないと思います。多分。

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