> 皆様初めまして。
> PS樹脂材の成形品において、銀状（100μmクラス）の付着物が出てきて困っています。
> 付着物の成分については確認を行い、「ケイ素(Si)」と判明したのですが、
> どこから混入したのか不明です。
>
> 状態
> 　すでに数万shot打った金型で、新規採用の成型材料を変えて試し打ちを行ったところ上記の問題が発生。
> 　特定の金型で発生。同じ新規採用の成型材料を別金型で成形しても発生しない。
>
> 「ケイ素(Si)」ということで、離型剤が怪しいのですが、いままでも
> 同じ様に離型剤を使用していますので、突然出るのもおかしいですし・・・。
> 離型剤が古いとか何かと反応することで、固形の「ケイ素(Si)」に
> 変形することはあるのでしょうか？
> 似たようなことがあったなど、何か教えていただければありがたいです。
> よろしくお願いします。
>
ＳＩに・・・あり得ません。 多分ホコリなどのゴミと思います。
分析は何所で実施したのですか？材料メーカーですか？
蛍光Ｘ線では異物の狙い撃ちは難しいのでＥＤＸなどで元素分析したとおもいます。
？が
資材メーカーより整形段階での管理を先に教えてください

某社勤務　Ａより

本当に異物混入なんでしょうか？
成形不良（＝シルバーストリーク）のようなきがしますが・・・

分析方法にもよるのですが、おそらく、Siの元素が見つかった、と言うことであると思います。
例えば蛍光Ｘ線などの分析方法であれば、純粋なSiでなくとも、その化合物であれば、全てSiのピークが現れます。
ですから、シリコーン系の離型材であれば、別に変質せずとも、Ｓｉが発見されるはずです。

（蛇足ですが、純粋な固形Ｓｉは得ることが難しく、離型剤が変質したぐらいでは出来ないとは思います。）

身近なケイ素化合物であればＳｉＯ２（二酸化ケイ素）で、ガラスの主成分ですが、土壌中にも大量に存在します。
もちろんガラス繊維入りの樹脂であれば、ばっちりＳｉのピークが出るはずです。
初歩的な質問で申し訳ありませんが、ガラスフィラーが析出してるわけでは無いですね？

表面の汚れを分析したらＳｉがでて、土埃の付着だ、という話は時々聞きますが、シルバーの原因には成り難いような気がします。

もしかしたらですが、Ｓｉの発見と、シルバーは無関係なのかもしれない、と言うことも検討する必要があるような気がします。

以下は広島大学のＨＰ、ケイ素(Si）を含む物質が説明されています。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/orgmtrls/silicon.html