勘違いされる方が多いのですが、試験のデータはあくまで、試験の条件での値です。
特に荷重たわみ温度は、あくまで1,820MPaか0.455MPaの曲げ応力をかけて
試験片がO.254mmたわんだときの温度、です。
無荷重であれば、荷重たわみ温度でも変形しませんし、それ以上の荷重がかかれば更に低い温度でも使用できません。
もちろん、材料選定の目安や、テストピースでの結果を受けての参考にするのであれば、非常に有用なデータではありますが。
「材料」の試験データと、「製品」の耐熱温度はイコールではありません。