No.62852 ポリアミド6のシートについて
2005-10-25 11:48 投稿者: tetsu リンク:
削除キー (?)
はじめまして。 プラスチック関係には、全く疎いもので、皆様方の お知恵を拝借できればと思い、書き込みます。 建築で、壁の中への湿気の侵入を防ぐために、通常、 0.2mm程度のポリエチレン製のシートが使われるのですが、 周囲の条件によっては、多少透湿したほうがいいという シミュレーション結果を元に、欧州やアメリカでは、 0.05mmのポリアミド6製のシート(フィルム)もある ようです。これは周囲の湿度に応じて、透湿抵抗が変化 します。壁の中に入れて使うものですので、紫外線の影響は 受けないと思うのですが、こういった用途で、どれくらいの 耐久性を期待できるものでしょうか? 特に、透湿抵抗が変化する特性などが、20年とか30年 維持されるものなのかどうか、皆様の見解をお聞かせくだ さいませ。よろしくお願いいたします。
No.62979 Re: 5842 ポリアミド6のシートについて
2005-11-01 12:13 投稿者: tetsu リンク:
虫さん、コメントありがとうございました。 化学音痴ですので、何を聞いても新鮮です。^^ まず、熱劣化というのがあるのですね。 確かに日照を受ける壁面や屋根面の温度は高いです。 PAシートと日照を受ける面との間には断熱材が 入っていますので、かなり緩和はされますが、断熱が 不十分な場合には、相当温度が上がると思います。 「酸化防止剤の流出」というのはよくわからないの ですが、一般的にポリアミドにはそういうものが 加えられていて、吸湿するとそれが溶け出してしまう ということが考えられるのでしょうか? 「微細な振動」というのもよくわからないのですが (すみません、私の素養のなさが原因ですので)、 例えば、ポリアミド6は、吸湿による寸法変化の 大きな素材ですので、それが劣化に大きく関与する 可能性があるということでしょうか? 気がつくと、質問を発していました。意味不明な質問 かも知れませんので、その節は読み飛ばしていただ いて結構です。どうも、高分子というと、電子部品や 車の部品などでは積極的に研究が進んで、劣化につい ても調べられているようですが、住宅用となると、 非常にマイナーな分野になってしまうのですね。 それにしても、「律速」という言葉を始めて耳にしま した。調べてみたのですが、とても面白い言葉ですね。 http://www.rissoku.net/definition.html このページを読んで、笑ってしまいました。^^ 長文になり、申し訳ありませんでした。
No.62967 Re: 5842 ポリアミド6のシートについて
2005-10-31 18:03 投稿者: 虫 リンク:
透過性にしても他の物性と同様に、分子量が変化することによって生じる劣化に依存するはずです。 では、今回の用途によって、何が劣化のファクターになるのかと考えると ① 熱劣化(夏場の壁の温度は結構高いですよね) ② 吸湿による水分との接触(→酸化防止剤の流出:ありえますかね?) ③ 微細な振動(これは、もっとマクロ的な現象でしょうね) などが思い浮かびます。 まだ他にも要因はあると思いますが、その中で律速となるのは何か?となると、素人では難しいですね。
No.62921 Re: 5842 ポリアミド6のシートについて
2005-10-28 12:29 投稿者: tetsu リンク:
> 欧米と日本では湿度が異なるので,いろいろ難しそうですね お返事ありがとうございました。 やっぱり、耐久性の問題は一番答えにくい領域なの でしょうね。いろいろなファクターがあって..... ちなみに商品は、このようなものです。 http://www.yunyuu-kenzai.com/products/release/membrain/
No.62904 Re: 5842 ポリアミド6のシートについて
2005-10-27 20:49 投稿者: klimt リンク:
欧米と日本では湿度が異なるので,いろいろ難しそうですね
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