No.57647 曲げ弾性係数について
2004-11-02 17:50 投稿者: はり~ リンク:
削除キー (?)
ネットで調べても、いろんな本(試験法や材力、構造力学を中心に)で調べても、 ほとんど書かれていなくて、ヤング率との区別がはっきりしません。 どのような関係になっているのかご存知の方がいましたら、教えてください。
No.58386 Re: 4666 曲げ弾性係数について
2004-12-08 21:27 投稿者: free-note リンク:
> ネットで調べても、いろんな本(試験法や材力、構造力学を中心に)で調べても、 > ほとんど書かれていなくて、ヤング率との区別がはっきりしません。 > どのような関係になっているのかご存知の方がいましたら、教えてください。 曲げ試験において、試験片の圧子側では圧縮モーメント、裏側では引張モーメント が働きますよね。一般的に引張モーメント側で破壊が生じることから 曲げ弾性係数(曲げ弾性率)は、ヤング率(引張弾性率)を近似したものと いってもいいのではないでしょうか? しかしながら、圧縮特性と引張特性の関係上材料によっては引張弾性率と 曲げ弾性率に差がでてくることもあります。
No.57738 Re: 4666 曲げ弾性係数について
2004-11-05 18:34 投稿者: はり~ リンク:
SUMI 様ご指摘有難うございます。 プラスチックはムラが金属にくらべて大きいんですね。。。 大変参考になりました。有難うございました。
No.57702 Re: 4666 曲げ弾性係数について
2004-11-04 19:16 投稿者: SUMI リンク:
実際に熱可塑性樹脂について、曲げ弾性率(曲げ弾性係数)と引張弾性率(引張弾性係数)を測定すると、ほぼ同じ値を示すものが多いのですが、20%位異なる値を取るものもあります。 「近似している」というのも「厳密には違う」というのも両方正解です。 ただ、「研究のためには大体の値で使用することはできません」という事なら、違うものとして扱い、実測されたら良いでしょう。 余計な事かも知れませんが、正確に測定したいのならアニーリングするなどして残留応力をなるべく少なくする様に考慮が必要です。 残留応力の大小によって測定値がかなり異なる事があります。
No.57687 Re: 4666 曲げ弾性係数について
2004-11-04 12:40 投稿者: はり~ リンク:
SUMI様、お返事頂きまして、有難うございます。 ご指摘のようにJIS K7171とK7164を見たのですが、 「曲げ弾性係数は、引張弾性係数の近似にすぎない。」 のみ書かれているだけで、関係式のようなものは、示されていませんでした。 とう言うことは、曲げ弾性係数とヤング率は同じものとして、 扱っても良いということなのでしょうか? あるプラスチックに関する本には、「厳密に区別する必要がある。」 と書いてあり、とても戸惑っています。 研究のためには大体の値で使用することはできませんので。。。 よろしくお願いします。
No.57652 Re: 4666 曲げ弾性係数について
2004-11-02 22:20 投稿者: SUMI リンク:
> ネットで調べても、いろんな本(試験法や材力、構造力学を中心に)で調べても、 > ほとんど書かれていなくて、ヤング率との区別がはっきりしません。 > どのような関係になっているのかご存知の方がいましたら、教えてください。 ヤング率(Young's modulus、縦弾性係数)は、弾性範囲で応力に対するひずみの値をきめる定数である。単位は応力と同じPa、tf/m2 など。 [ひずみ ε ]= [応力 σ ] / [ヤング率 E ] (フックの法則) 一方向の引っ張りまたは圧縮応力の方向に対するひずみ量の関係から求める。 という事で、引張弾性率 = 縦弾性率 = ヤング率 で皆同じ事です。 この他に曲げ弾性率も実際に樹脂の構造体の設計をする際、たわみ量の計算に必要となります。 JISでは JIS K 7171 プラスチック-曲げ特性の試験方法 JIS K 7162 プラスチック-引張特性の試験方法第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件 JIS検索ページ:http://www.jisc.go.jp/app/pager?%23jps.JPSH0020D:JPSO0010:/JPS/JPSO0020.jsp= で検索できます。 実際の試験機に付いては 島津製作所(オートグラフ) 東洋精機製作所(ストログラフ) の製品情報をメーカーのHPよりご覧になれば良いと思います。
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