PEやPP等のポリオレフィン系の樹脂に印刷や接着を施すには
コロナ処理等の前処理は必要不可欠なのはご理解されてるとおりです。
さて,この前処理の効能とはなんぞやとなると,コロナ処理やプラズマ
処理に関しては親水基の導入なる目的を持って行われている部分も有りますが
印刷や接着を目的とする場合は専ら表面の肌荒れを狙っていると考えた方が
妥当だと考えられます。今回の対象物はおそらく複雑な形状をしていると
考えられる為,コロナ処理はまず無理でしょう。そうなると他に肌荒れを
引き起こす手段を考えれば良いのです。
?サンドブラストによる処理→設備が有るなら一番確実に早く出来るでしょう。
?サンドブラストが無ければサンドペーパーを使って地道に荒らす。
?ガスバーナーの炎という手も可能かもしれません。
あまり無責任に案を出してもなんですのが,問題無い部分を使っての実験みたいな
ものをやってみてはいかがでしょうか。