材料を単にベース樹脂だけで選択しようというのは無理があるのでは無いでしょうか。

特に塩ビはベースの樹脂でも用途により重合度や共重合などの組合せで、かなりの種類があります。
それに加えて、添加剤、改質剤が星の数ほどあり、配合処方によってはベースの塩ビとは思えない特性になっていたりする事があるので、文献値があまりあてになりません。

ＰＰでも塩ビほどでは無いですが、ベースレジンでもかなり数があり添加剤もかなりの種類があります。

塩ビとＰＰは安価な樹脂の代表ですが、これに限らず良いものが見つかる事もあるので、要求特性を明らかにしてメーカーに問い合わせされた方が良いと思います。

> 初めまして。
> 教えて頂きたいのですが、ＰＰ（ホリプロピレン）とＰＶＣ（塩ビ）のどちらの材料を選択しようか考えております。全く素人的な聞き方しか出来ないのですが、どちらの材料がいいか教えていただけないでしょうか？
> 気温の変化に対する差とか耐候性、伸びとか、強さ等々・・・文献を見てもわかりにくくて困って降ります。
> どなたかよろしくお願いします。

「耐候性」というキーワードがでましたので・・・・・

　PPも、PVCも耐候性の観点からは、分子構造内に弱点があるとされていますが、
各種安定剤・表面処理（塗装・コ－ティング）などで十分に対処されており、
要求される性能に対応したグレードもそろっていますから、
扱いやすい樹種と理解しています。　
　一昔前に比べれば格段に耐候性能はよくなっていますので、
旧い文献類のデータは、参考にはならず、
「成形加工時に受けるストレスの程度で、耐候性が影響される」のでは　？？
（前にも書き込んでいます）
　
　昨今は、リサイクルしやすいという観点から、PPの用途開発が進んでいます。
PVCもダイオキシン問題で騒がれましたが、ここは「塩ビ環境協会」の考え方を
参考にしてください。PVCのリサイクル技術の開発が進んでおります。

　PPとPVCをどっちを選ぶか？と言われれば、守備範囲には得手不得手があります。
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