> > > > > 理想の設計とはどのようなイメージを思い描いておられるのでしょうか。
> > > > 一言で言えば，手戻りが無いのが理想です．
> > > > 製造条件なども含めて，最初からすべてを考えていたら，
> > > 私が問いかけたのは「理想の設計プロセス」ということだったので、NKさんの
> > > 答えはこれにピッタリですね。個々の細かな設計テクニックは別にして、
> > > 手戻りを発生させない設計プロセスはあるはずですからね。
> > 仕様が抜けてるから手戻りが出るように思います．
> > 結果論としてはそうなんですが，
> > 初めから全ての仕様をきっちり決めることはなかなかたいへんです．
>
> それは「大変」ではなく無理じゃないでしょうか？
> 手戻りの原因には、仕様の不備の他に、製造要件があります。
> 加工できない、組めない、出来ても高すぎる云々。
> あと、サプライヤーさんからの悲鳴など外的要因。
> 試作実験しないとどうしても詰められない部分もあります。
> あらゆる危険予知を行い、全ての外乱に左右されないロバストな設計仕様を
> 最初に組もうなどとしたら、とんでもない時間が掛かってしまうのでは？
>
あくまで理想という意味ですので，無理といえば無理かもしれませんが，
でも，無理とあきらめてしまっては．．．という気もします．
「大変」と「無理」の間は同じようでちょっと違うと思いませんか？

> 設計仕様を設計プロセスの中で段階的に固めていく、というのが妥当な線かと思います。
> 設計仕様は目標であって、段階的に目標の詳細度を上げていく。

段階的に決めていくということは必要だと思います．
でも，最初に「この要件はこのあたりで決めることにしよう」と考えている場合と
問題にぶち当たってから対処しなきゃいけなくなった場合とは
違うんじゃないでしょうか．

> でも設計は目標だけでは決まらなく、様々な変動する制約条件の下での最適化問題ですから。
> 「あらゆる製品に共通な正しい設計プロセス」の存在は、少し疑問を感じます。
> うちのように新設計サイクルが（製品寿命）が１０年単位の製品と、３ヶ月も持たない製品
> では多くの前提条件、周辺条件が異なると思います。
> 勿論、他業種のことは詳しく知りませんので、絶対ないとは言い切れませんが。
> あと、うちの場合は、前向きに「マニュアルが必須」と認識しています。

制約条件も仕様の一種と考えたら，同じような気がしますが．．