>もちろん、本人の努力や上司(先輩)の教育はあったのでしょうが、
>加工屋さんに叱られて、仕事を覚えたっていう人が結構いるのでは？

私も努力し上司や先輩に叱られ加工屋から叱られながら設計者になりますした。
確かに私も検図する上司よりも加工屋の意見を大事に受け止めたいと思います。

>ミスかミスでないかの境界線は加工者にゆだねるのが一番です。

と言うことは加工工程の事は考えずに図面を描けということですか？

>製品の開発期間はどんどん短縮される傾向にあり、
>図面を描く時間さえ十分取れない状況の中、
>検図に時間をかける事など出来ない、というのが本音では？

現状はそうです。

>”良い図面・良い品物を作るために納期を伸ばして”も構わないし、
>「検図が済んでいないから」、という理由で、描きあがった図面を
>後工程に回さないでいることが許されるほど、ゆったりとしていらっしゃるのですか？

それが出来ず、まともに第一段階に製図者のチェックもまともに終わってないない状況で
ノー検図・ノー承認でサインだけして後工程に廻す企業の体質が多すぎることに腹が立ちます

検図も承認もまともに行わないのなら図面に検図・承認項目は必要ないでしょう。
サインやハンコを押すために無駄に納期を短くしてしまうにですから。
一番良いのは製図者が技術・知識の向上に励み経験豊富な技術者になれるよう努力し
検図も承認も必要のない図面つくり、そのまま加工手配にかければいいんです。

>加工屋さんから問い合わせが来ないような完璧な図面が出来るまで、
>検図するなんて過保護だと思います。

「完璧な図面が出来るまで」だと過保護だと思います。
「完璧な図面が出来るように」なら検図という工程を必要とするかしないかを考える
余地があるでしょう。
今のこの業界で経験未熟な設計者が上司や先輩に叱られたから辞めるとか判らない仕事
をやらされきついから辞めるとかいう人達が多くいます。

甘やかせと言ってるんじゃありません。
検図という工程で検図者は経験未熟な設計者にアドバイスや注意点を教え一人で出来る
設計者に育てる為にある工程なのではないでしょうか。

今の設計業界で人材が育たないのも、学校卒業仕立てに人間に社会人になったのだから
一人前の仕事をしろと言わんばかりの作業指示を出して出来なければ悪いところを言わ
ず叱る。
これじゃ人材が育たないのは当然です。
今の時代がそうだからというのは企業側の怠慢です。
育てようという意識があればいくらでも育つと思います。
全て意識次第だと思われます