掲示板選択:

CAD/CAM/CAEフリートーク掲示板

アクセス数: 本日 : 83 人 昨日 : 113 人 総合計 : 1379584 人
管理人:mail

No.35178 Re:917 おやじのたわごと・・・領域に近づくとは・・・

2002-06-04 08:12 投稿者: 梅酢の愛飲家 リンク:

削除キー ()

bassmanさん、早速のお返事ほんとうにありがとうございます。

 さまざまなご指摘、とても参考になりました。
しかし少し疑問もわいてきました。

 設計者の考えを製作現場に伝えるための手段である図面に
正確さをどれだけ出せるかがトレースという仕事の「かなめ」だという
ご指摘はおおいに納得できます。CAD操作は、そうした正確な図面を描くた
めの道具に過ぎず、その正確な図面が描けるということはつまり、必然的に
CAD操作が熟練しているはずなのだと言う事も大変よく理解できます。

 より設計者の領域に近づく、または下流に近づくような勉強をしておくのが良い
という事はとても参考になりました。
しかし、その領域に近づくための勉強というのがイメージがわきません。
たとえば建築法規や環境工学、建築積算などを知ってもトレーサーが設計者の領域に
近づいた事を意味しないと思いますし、下流の領域に近づく場合も、
ただ正確さの他に、製作現場が見やすい図面を描くということぐらいしか思いつきません。
機械・プレス金型設計のほうでは、どのようなトレーサーが「設計者、製作現場の領域に近づいた」
トレーサーと思われているのでしょうか。

ご意見を頂ければ幸いです。
 

削除キー ()

おはようございます。”おやじのたわごと”読んで戴きありがとうございます。

質問の件ですが、私は建築方面はまるで素人ですので、回答になるかどうかわかりませんが
機械設計を例にして記しますので、あてはめて解釈して下さい。

まず設計者が仕事として考えなければならないこととして、
”機械の使い勝手、機能、強度、耐久性(必要最低限の)、造り易さ、メンテの容易さ、
組立易さ、安全性、その他場合によっては外観(デザイン)等”考えればきりがない
ほど多岐に渡ります。(当然この時代ですからコストも大半は設計者が握っています)

我々設計者はこれらの要件を可能な限り満足すべく、日々仕事をしています。(ただ
世の中理想通りいきませんが)

そこで”上流”というのは、”強度”を例に取った場合、機械の根本をなす強度計算は
無理でも、ボルト強度計算・スプリング計算等は、設計者の確認があれば充分できる
と思います。一つの例ですが、これでも設計者の領域に一歩踏み込んだことになりません
か?。(トレーサならばいちいち設計者の指示を仰がなければなりません)

また”下流”というのは、前述のように設計者はあらゆる条件をクリヤすべく仕事を
しているわけですが、当然万能ではありませんから往々にして現場から苦情がきます。
例えば
 こんな加工できねえよ。もっと頭使え。
 こんな設計したから、組立できねえ。おまえやってみろ。バカ。

これは私が若い頃現場から浴びせられた罵声のほんの一部です。
 もし私がトレーサの人を使っていて、かつトレーサの人が少しでも現場知識があれば
 罵声を受ける件数が減っていたかも(決して責任逃れではない)

私もこれから仕事しなければなりませんので、このくらいで理解して戴けたでしょうか?
(言いたいことのほんの一部しか書けませんので、自信がありません)

以上です。また何かあれば、時間の許す限りお答えします。


> bassmanさん、早速のお返事ほんとうにありがとうございます。
>
>  さまざまなご指摘、とても参考になりました。
> しかし少し疑問もわいてきました。
>
>  設計者の考えを製作現場に伝えるための手段である図面に
> 正確さをどれだけ出せるかがトレースという仕事の「かなめ」だという
> ご指摘はおおいに納得できます。CAD操作は、そうした正確な図面を描くた
> めの道具に過ぎず、その正確な図面が描けるということはつまり、必然的に
> CAD操作が熟練しているはずなのだと言う事も大変よく理解できます。
>
>  より設計者の領域に近づく、または下流に近づくような勉強をしておくのが良い
> という事はとても参考になりました。
> しかし、その領域に近づくための勉強というのがイメージがわきません。
> たとえば建築法規や環境工学、建築積算などを知ってもトレーサーが設計者の領域に
> 近づいた事を意味しないと思いますし、下流の領域に近づく場合も、
> ただ正確さの他に、製作現場が見やすい図面を描くということぐらいしか思いつきません。
> 機械・プレス金型設計のほうでは、どのようなトレーサーが「設計者、製作現場の領域に近づいた」
> トレーサーと思われているのでしょうか。
>
> ご意見を頂ければ幸いです。
>  
>

削除キー ()

> 機械・プレス金型設計のほうでは、どのようなトレーサーが「設計者、製作現場の領域に近づいた」
> トレーサーと思われているのでしょうか。

うちは機械設計で、CADのSEをやってます。
とりあえず、トレーサーに注文していることは、「標準化を意識して欲しい」
というところから指導しています。
 寸法の基準線をどこにおくか、英文にしたときの英文訳、穴寸法の書き方。
同じような部品の図面の寸法、記述は、同じように仕上げて欲しい。
もし、設計者がそれらの標準と違った書き方をしていたときには、標準の
書き方だとマズイのか?そうじゃなければ、標準に合わせて欲しい、と説明してください、と。

細かい事を言い出すとキリがないのですが、特に外に出てゆく図面が、
設計者ごとに違っている、っていうのはなんか見っとも無い様な気がします。

■投稿後の記事編集は出来ません。内容を訂正したい時は、既存記事を削除し、再投稿してください。
■削除キーは記入必須です。6~8文字で任意のキーを決めて入力して下さい。
■削除したい記事タイトルの右脇にある[削除キー]のフォームへ投稿時に決めていただいたキーを入力して[削除]ボタンを押せば、その記事を削除することが出来ます。

新規会員登録