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No.82610 Re: Re: 10974 10972 マススケーリング

2010-07-18 22:34 投稿者: Happy リンク:

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> また、追加された質量は本来あるべきではない質量なのでマスエラーと呼びます。
> マスエラーの大きさは計算結果に影響が無い範囲に留める必要があり、計算終了時にはユーザの責任において、これを確認しなければなりません。
> (当然ながらエネルギ収支も確認しなければなりません)

な~るほど。衝突解析ではそうなんですか。
一方の、塑性解析では解法として動解析を使っているだけで質量に物理的意味はないので
「全体の密度を3桁上げる」といったことも昔はやっていた記憶があります。
最近の状況は知りませんので、参考にならないかも知れません。

No.82603 Re: Re: 10972 マススケーリング

2010-07-16 16:15 投稿者: 通りすがり リンク:

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> CAE初心者なのですが、計算時間短縮の為にマススケーリングという方法が
> あると聞きました。
> しかし、質量密度を増やしたら計算時間が短縮できるという理論がわかりません。

衝撃解析(陽解法)でメシを食ってます。
Happyさんが書かれているように、クーラン条件が鍵です。
掻い摘んで説明すると1cycleの計算で進む応力波は要素を飛び越えてはならないという条件になります。
要素の大きさと応力波の進む速度がパラメータになります。
要素の大きさを変えられないとすれば応力波の進む速度を小さくすれば1cycleの時間増分を大きく取る事が出来ます。
応力波の進む速度は材料の剛性と密度で決まります。
感覚的には軽くて硬いものほど応力波の進む速度は大きくなります。
つまり、材料の剛性を下げるか、密度を上げれば応力波の進む速度を小さくなります。
通常、陽解法のソルバは計算しようとしているモデルの時間増分を自動的に計算してくれますが、その時間増分がリーズナブルな値となるとは限りません。
そのためユーザが最小時間増分を指定して、時間増分が指定値より小さくならないようにします。
この時ソルバはクーラン条件を満足させるため、自動的に節点にmassを追加します。
これをマススケーリングと呼びます。
また、追加された質量は本来あるべきではない質量なのでマスエラーと呼びます。
マスエラーの大きさは計算結果に影響が無い範囲に留める必要があり、計算終了時にはユーザの責任において、これを確認しなければなりません。
(当然ながらエネルギ収支も確認しなければなりません)

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