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No.63261 Re: Re: 8435 8434 固有振動数について

2005-11-19 08:57 投稿者: めっちゃん リンク:

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burning様
返答ありがとうございました。

頂いた回答を見ながら振動解析の本を見直すことにします。

> 昔、Pro/Mechanica で細長い四角柱を使って固有値解析の練習を
> していたときに、■の正方形断面で↑と→の重根が得られること
> を確認していました。このモデルで要素分割をいろいろ変えてみ
> たところ、斜め(/)の方向の固有モードが出たことがあります。
>
> 正方形断面だったので気が付いたのですが、円断面だと合成され
> たことに気が付かない可能性もありますね。
>
→この例題も実行してみます。

No.63259 Re: Re: 8434 固有振動数について

2005-11-19 00:57 投稿者: burning リンク:

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> この場合、どちらの値を固有値として考えれば良いのでしょうか?
> もしくは、両方を固有値として考えなければならないのでしょうか?
> ちなみに、ハンマリング試験で測定した固有値との誤差はどちらの値も10%以下でした。
> こういった値が計算される理由も教えてください。

ブレーキディスクということで、穴の空いた円盤と考えて
いいでしょうか? ◎ みたいな形。

振動解析の理論を追いかけていくと、各固有値を式を解いて
求めることが分かります。次に、固有ベクトルを求めます。
どのような式かはその筋の本を見てください。
各固有ベクトルは数学的に「直交」しています。

以下、概略だけ書きますので、式を追いかけながら理解を
深めてください。

さて、対称形状のときは固有値(数値解)が重根を持つこと
があります。円盤(◎)のときは例えば、↑方向と→方向の
モードが得られることになります。固有ベクトルは直交して
いることが容易に分かりますよね。つまり数学的には成り立
ってしまう状態なのです。
でも、実際の物ではこんなことはありません。
(実物で真に対称なんてありえませんしね。)

解析モデルでは数学的に成り立ってしまうので、重根が二つの
解として得られます。本来なら、この重根の固有値は同じ値を
取るはずですが、要素分割によっては微妙にマスバランスが対
称でないことがあります。オートメッシュを使った場合などで
す。微妙に値がズレるのは対称でない要素分割のせいでしょう。

今回のケースは、重根の解と考えられますので、ぶっちゃけ
どちらの値を使ってもいいかなと思います。

もっというと、運が悪いとこの二つの固有ベクトルの和が解とし
て得られることがあります。和も数学的には成り立つんですね。
昔、Pro/Mechanica で細長い四角柱を使って固有値解析の練習を
していたときに、■の正方形断面で↑と→の重根が得られること
を確認していました。このモデルで要素分割をいろいろ変えてみ
たところ、斜め(/)の方向の固有モードが出たことがあります。

正方形断面だったので気が付いたのですが、円断面だと合成され
たことに気が付かない可能性もありますね。


ご参考まで。


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