peroさん
どうもお忙しい中、懇切丁寧な説明を頂き有り難うございました。
ベンダーに説明頂いた内容を詳しく説明頂きましたので、あ～あなるほどと
解釈出来ました。
stamp系は詳しくわかりませんがとおっしゃいますが。
私がぼや～ん説いていた、内容がよくわかりました。
本当に有り難うございました。

> > 先ずプレスの成形シュミレーションの場合材料の材質定義があると思いますが
> > どのように成分等を材料メーカーから教えてもらっているのでしょうか？
> > SPCCとかハイテンション材の６０ｋ級とか８０Ｋ級とか色々ありますよね。
> > そのあたりの定義方法について、教えていただけませんか？
> > by biさん
>
> 　Stamp系のソフトは使用したことがないので，詳しいことはわかりませんが，一般的にFEM
> は応力とひずみの状態変化（巨視的挙動）を解析しますので，
> 応力-ひずみ曲線，および，異方性表現するためのr値などで材料特性を表現します．
> なお，Cが何％で・・・といった成分は材料特性値としては代入できません．
> あくまでも，応力-ひずみ曲線が基本です．
> また，Stamp系ソフトの場合は，初めからSPCCなどの材料はデータベースに持っているかも知れませんの
> で，ベンダーさんに確認されるのがよいかと思います．
> また，材料メーカーから特性を取得するには，引張り試験データをもらうことになるかと思いますが，
> そのときは，Ypが200MPaで・・・といった数値データになると思いますので，そこから，
> 応力-ひずみ曲線をn乗硬化則などで近似するといった作業が必要になるかと思います．
>
>
> > それとAUTO FORMとかPAM STAMP,とかJ STAMPとかあるのですが
> > 得て不得手があるのですか？DR型、フォーム型等で？
>
> 　DR型、フォーム型等がすみません，ちょっとわからないのですが，biさんが候補に挙げられている
> ソフトは，Stamp系ではどれも実績のあるソフトだとおもいます．以前，似たような質問があったので，
> CAE実用大事典で，調べてみてはいかがでしょうか？
> 　なお，余談ですが，Stamp系のソフトは，基本的に，自動車パネルなどの薄板をターゲット
> としているため，Shell要素を使用し，板厚方向には仮想に板厚を持たせ，板厚の減少率などで割れ
> の評価を行っているはずです．従って，厚板で，局部的な肉引けを解析したい場合には，
> 適用できない場合があるかもしれません．
> 例えば，J-STAMPの場合でいうと，J-STAMPはShell要素しか持っていませんので，上記の場合，Solid要素
> が使用できるLS-DYNAを使用する必要があります．（J-STAMPはLS-DYNAをソルバーとして使用しており，
> LS-DYNAより簡単にプレス解析ができるようにするために開発されたソフトです．）
>
> 　また，解析手法に関しては，（間違っていたらごめんなさい）
>
> 　　AUTO FORM・・・静的陰解法
> 　　PAM STAMP,J-STAMP・・・動的陽解法
>
> であるため，成形に関しては，動的陽解法であるPAM STAMP,J-STAMPのほうが，解析時間，接触処理の点で，
> 有利かもしれません．
> しかし，PAM STAMP,J-STAMPに関しては，金型が剛体であっても金型用のメッシュを容易する必要があるのに対し，
> AUTO FORMはCAD形状をそのまま使用できたと思います（これもうる覚えですみません）．
> その点ではAUTO FORMのほうが使いやすいかも知れません．もっとも，J-STAMPなどでも，IGESデータから
> メッシュデータを自動で作るメッシャーがあるので，金型用メッシュを作成する時間をあまり考えなくてもよいの
> かも知れませんが・・・
> 何れにせよ，使い勝手についてもベンダーさんによく聞き，できればデモなどをしてもらい，実感されて
> から導入されるのが良いかと思います．
>
>

Peroさん．
こんばんわ．

> 　また，解析手法に関しては，（間違っていたらごめんなさい）
>
> 　　AUTO FORM・・・静的陰解法
> 　　PAM STAMP,J-STAMP・・・動的陽解法

間違っていません．ご安心下さい．
「塑性と加工」Vol.40 pp419に牧野内先生の「板成形シミュレーシ
ョンとその関連技術に関する世界の現状」という記事にいろいろ
特長が書いてあります．

そこでは，

動的陽解法
　LS-DYNA,PAM-STAMP,OPTRIS
静的陽解法
　ITAS3D
静的陰解法
　微小増分法
　　INDEED,JOH-NIKE3D
　大増分法
　　AUTO FORM
　１ステップ法
　　AUTO FORM ONE STEP,FAST_FORM3D,ISOPUNCH,SIMEX
となっています．聞いたこと無いのもありますね．

設計者向けという感じではONE STEP法も捨てがたい感じでしょうか？

peroさん
どうもお忙しい中、懇切丁寧な説明を頂き有り難うございました。
ベンダーに説明頂いた内容を詳しく説明頂きましたので、あ～あなるほどと
解釈出来ました。
stamp系は詳しくわかりませんがとおっしゃいますが。
私がぼや～ん説いていた、内容がよくわかりました。
本当に有り難うございました。

> > 先ずプレスの成形シュミレーションの場合材料の材質定義があると思いますが
> > どのように成分等を材料メーカーから教えてもらっているのでしょうか？
> > SPCCとかハイテンション材の６０ｋ級とか８０Ｋ級とか色々ありますよね。
> > そのあたりの定義方法について、教えていただけませんか？
> > by biさん
>
> 　Stamp系のソフトは使用したことがないので，詳しいことはわかりませんが，一般的にFEM
> は応力とひずみの状態変化（巨視的挙動）を解析しますので，
> 応力-ひずみ曲線，および，異方性表現するためのr値などで材料特性を表現します．
> なお，Cが何％で・・・といった成分は材料特性値としては代入できません．
> あくまでも，応力-ひずみ曲線が基本です．
> また，Stamp系ソフトの場合は，初めからSPCCなどの材料はデータベースに持っているかも知れませんの
> で，ベンダーさんに確認されるのがよいかと思います．
> また，材料メーカーから特性を取得するには，引張り試験データをもらうことになるかと思いますが，
> そのときは，Ypが200MPaで・・・といった数値データになると思いますので，そこから，
> 応力-ひずみ曲線をn乗硬化則などで近似するといった作業が必要になるかと思います．
>
>
> > それとAUTO FORMとかPAM STAMP,とかJ STAMPとかあるのですが
> > 得て不得手があるのですか？DR型、フォーム型等で？
>
> 　DR型、フォーム型等がすみません，ちょっとわからないのですが，biさんが候補に挙げられている
> ソフトは，Stamp系ではどれも実績のあるソフトだとおもいます．以前，似たような質問があったので，
> CAE実用大事典で，調べてみてはいかがでしょうか？
> 　なお，余談ですが，Stamp系のソフトは，基本的に，自動車パネルなどの薄板をターゲット
> としているため，Shell要素を使用し，板厚方向には仮想に板厚を持たせ，板厚の減少率などで割れ
> の評価を行っているはずです．従って，厚板で，局部的な肉引けを解析したい場合には，
> 適用できない場合があるかもしれません．
> 例えば，J-STAMPの場合でいうと，J-STAMPはShell要素しか持っていませんので，上記の場合，Solid要素
> が使用できるLS-DYNAを使用する必要があります．（J-STAMPはLS-DYNAをソルバーとして使用しており，
> LS-DYNAより簡単にプレス解析ができるようにするために開発されたソフトです．）
>
> 　また，解析手法に関しては，（間違っていたらごめんなさい）
>
> 　　AUTO FORM・・・静的陰解法
> 　　PAM STAMP,J-STAMP・・・動的陽解法
>
> であるため，成形に関しては，動的陽解法であるPAM STAMP,J-STAMPのほうが，解析時間，接触処理の点で，
> 有利かもしれません．
> しかし，PAM STAMP,J-STAMPに関しては，金型が剛体であっても金型用のメッシュを容易する必要があるのに対し，
> AUTO FORMはCAD形状をそのまま使用できたと思います（これもうる覚えですみません）．
> その点ではAUTO FORMのほうが使いやすいかも知れません．もっとも，J-STAMPなどでも，IGESデータから
> メッシュデータを自動で作るメッシャーがあるので，金型用メッシュを作成する時間をあまり考えなくてもよいの
> かも知れませんが・・・
> 何れにせよ，使い勝手についてもベンダーさんによく聞き，できればデモなどをしてもらい，実感されて
> から導入されるのが良いかと思います．
>
>

> 先ずプレスの成形シュミレーションの場合材料の材質定義があると思いますが
> どのように成分等を材料メーカーから教えてもらっているのでしょうか？
> SPCCとかハイテンション材の６０ｋ級とか８０Ｋ級とか色々ありますよね。
> そのあたりの定義方法について、教えていただけませんか？
> by biさん

　Stamp系のソフトは使用したことがないので，詳しいことはわかりませんが，一般的にFEM
は応力とひずみの状態変化（巨視的挙動）を解析しますので，
応力-ひずみ曲線，および，異方性表現するためのr値などで材料特性を表現します．
なお，Cが何％で・・・といった成分は材料特性値としては代入できません．
あくまでも，応力-ひずみ曲線が基本です．
また，Stamp系ソフトの場合は，初めからSPCCなどの材料はデータベースに持っているかも知れませんの
で，ベンダーさんに確認されるのがよいかと思います．
また，材料メーカーから特性を取得するには，引張り試験データをもらうことになるかと思いますが，
そのときは，Ypが200MPaで・・・といった数値データになると思いますので，そこから，
応力-ひずみ曲線をn乗硬化則などで近似するといった作業が必要になるかと思います．


> それとAUTO FORMとかPAM STAMP,とかJ STAMPとかあるのですが
> 得て不得手があるのですか？DR型、フォーム型等で？

　DR型、フォーム型等がすみません，ちょっとわからないのですが，biさんが候補に挙げられている
ソフトは，Stamp系ではどれも実績のあるソフトだとおもいます．以前，似たような質問があったので，
CAE実用大事典で，調べてみてはいかがでしょうか？
　なお，余談ですが，Stamp系のソフトは，基本的に，自動車パネルなどの薄板をターゲット
としているため，Shell要素を使用し，板厚方向には仮想に板厚を持たせ，板厚の減少率などで割れ
の評価を行っているはずです．従って，厚板で，局部的な肉引けを解析したい場合には，
適用できない場合があるかもしれません．
例えば，J-STAMPの場合でいうと，J-STAMPはShell要素しか持っていませんので，上記の場合，Solid要素
が使用できるLS-DYNAを使用する必要があります．（J-STAMPはLS-DYNAをソルバーとして使用しており，
LS-DYNAより簡単にプレス解析ができるようにするために開発されたソフトです．）

　また，解析手法に関しては，（間違っていたらごめんなさい）

　　AUTO FORM・・・静的陰解法
　　PAM STAMP,J-STAMP・・・動的陽解法

であるため，成形に関しては，動的陽解法であるPAM STAMP,J-STAMPのほうが，解析時間，接触処理の点で，
有利かもしれません．
しかし，PAM STAMP,J-STAMPに関しては，金型が剛体であっても金型用のメッシュを容易する必要があるのに対し，
AUTO FORMはCAD形状をそのまま使用できたと思います（これもうる覚えですみません）．
その点ではAUTO FORMのほうが使いやすいかも知れません．もっとも，J-STAMPなどでも，IGESデータから
メッシュデータを自動で作るメッシャーがあるので，金型用メッシュを作成する時間をあまり考えなくてもよいの
かも知れませんが・・・
何れにせよ，使い勝手についてもベンダーさんによく聞き，できればデモなどをしてもらい，実感されて
から導入されるのが良いかと思います．