> 機械の加工精度が±0.005ならば測定器は±0.001であってほしい
> です。その反対の工場はないと思います。0.001の機械が買えて
> 0.005の測定器しか買えないということはないと思います
◎測定単位、加工単位と何となく発言しましたがもしかするとたった今
生まれた言葉かも知れません。どんなつもりか説明します。
測定単位 とは測定器の精度、環境と測定される品物の形状、性質に
より測定出来る寸法の最小単位。
加工単位 とは加工方法つまり工作機械、手工具その他と加工される
品物の形状、性質で決まる加工できる最小単位。
◎加工単位が0.02の時、測定単位が0.005だとしても加工誤差0.02以下に
は出来ません。正常な図面なら+-0.02が限界値なのです。誤差は広がり
が有りますから確率的には0.01以内にも成るでしょうが我々は仕事です
から確率を当てには出来ません。測定器の精度と測定精度が違うように
工作精度と製品精度は違うものです。
こんな言葉で説明しないと加工限界を超えた要求を当たり前の加工とし
て済まされてしまいます。加工で苦しむ原因の大きな点と思います。
むろん現場ではみんなが知っているのですが設計や手配部署ではあまり
知られていないかも知れません。平面研磨の0.005と穴ピッチ0.005では
困難の程度が大きく違いますからねえ。
加工単位0.03の作業で測定単位0.06の品物を加工する時はとても楽です。
マシニング加工品をノギスで測ると言うような時です。
---加工単位と言う言葉を広げたいですねーーー