下に書いてはみたのですが、そこまで知らない部長がいるとは考えにくいので。

貴社の金型設計で見込みを入れているのでしょうか。
入れて無くて常にトライしては見込みを入れてはトライの繰り返しですか。

それを部長さんは言っているのでしょうか。
それなら、問題ですね。設計時に見込みを入れる努力はしなくては
いけません。でも、そこが非常に難しいのです。データーを取りながら
次の時に生かせるようにしたいですね。

でも、データーですが、前にも書きましたが少し違う形状でも
大きく違うデーターに成るのです。そこが金型屋の面白い所でも
あるのです。

設計で見込みを入れろと言ってる部長さんなら見込み有りです。
４０年近くやってても見込みは難しいです。
年に１～２回は全く見込み方向反対なんて事もあります。(^^;)　です。

どーもっ、またまたプレスと言うことでシャシャリ出てまいりました。

> プレス金型の見込みについてですが・・・
> ”見込みなしで作成する技術がない”とうちの部長が言ってます。

あまり良く理解出来てないのですが、つまり製品図面寸法で金型を
作れば出来るハズだと思っているのでしょうか。もしそう思っている
なら間違いです。プレス金型ではスプリングバック、また反対の
スプリングゴーが発生します。

スプリングバック等を少なくする方法は殺しと言われる板厚を潰す
方法があります。しかし私んちのような車関係部品では走行時の振動
で殺しの部分は弱くなりますので殆どの曲げＲは大きく付いているのが
普通です。

一番腕が良いと思われる金型屋は設計時に見込みを入れて設計して
一回のトライで寸法が出ると言う事でしょう。

でも、やはりなかなか旨く行かないと思いますよ。
同じような物ばかりやっていれば良いのですが、少しでも違うと
全く変わって来ます。それが長いあいだの経験に成ってくるのです。

殺しガチガチに入れている場合は別ですが製品寸法通りで金型作ってる
所が有ったら見たいものです。