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「パイプマナブ」シリーズ
パイプ曲げや製造、ものづくりにおいての基礎知識を初歩から学んでいこうという記事になります。

今回はvol.44【重要保安部品とは】です。
平成工業が長年手掛けてきた「重要保安部品」実際どういったものなのでしょうか

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平成工業の主に製作しているパイプ加工品について【パワーステアリング】
https://www.nc-net.or.jp/company/98857/product/detail/192940

▶▶▶重要保安部品とは▶▶▶

【重要保安部品とは】
自動車業界では「重要保安部品」と呼ばれる部品があります、会社によってまちまちですが
基本的には命に係わる装置の部品といった位置づけです。

自動車の三大要素である
「走る」
「曲がる」
「止まる」
を司る部品のこと。
➡不具合により 走る/ 曲がる/ 止まる に支障をきたすもので、また火災などの重大な事故にいたる装置を構成する部品を指す。
法令では「重要保安部品」という用語はなく、一般的には自動車業界での言い方になります
※図面記号としては ▽の中に 𝗦 が入ったもの

■保安上特に重要な装置
動力伝達装置( トランスミッションなど)
かじ取り装置( ステアリングシステム)
制動装置（ブレーキ）
緩衝装置( サスペンション、バンパー)
燃料装置( ガソリンタンクと周辺など) など

➡これらに関するものはたとえネジ一本でも重要保安部品という位置づけになります。
弊社はステアリングシステムの部品を製造しており、それらが重要保安部品にあたります。


【保安部品について】
自動車には「保安部品」「重要保安部品」に指定されているものがある。
その差異はどのようになっているのでしょうか。

■「保安部品」とは
その部品の不具合や改造によって保安基準に適合しなくなるものの総称。しかしながら重要保安部品と同様に法律や法令上では「保安部品」という用語は定義されておらず。
あくまで自動車業界の便宜上で保安部品という言葉を使用しております。

「保安基準が定められている自動車装置」
➡公道を走る上で、安全を確保するためや環境保全を、目的に法令で基準が定められている部品
道路運送車両法の第四十一条に定められているものを画像内に記しておきます※長くて細かいのであくまでご参考で…

CHECK①：
自動車メーカーにもよりますが、重要保安部品は保安部品よりも品質の等級が高く設定されていることがほとんど。取り扱いも厳しくなります。
特に重保で不具合や欠陥があれば大規模なリコールになることもしばしばあります。


CHECK②：
平成工業は「かじ取り装置」の重要保安部品のパイプ加工をしております。
ハンドル操作周りで「曲がる」の部分の一部を責任をもって製造しています。


まとめ：
重保は法令上は定義されていませんが命にかかわる部分を担っており、
各メーカーの厳しい規定により作られています、品質大事にしていきましょう。



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