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「パイプマナブ」シリーズ
パイプ曲げや製造、ものづくりにおいての基礎知識を初歩から学んでいこうという記事になります。
今回は【STKM深掘り】です。
平成工業でもよく使われる、加工材質で学んだSTKM。どんな種類や性質があるのかな?
※ちょっとだけ専門的ですが主にはSTKM11Aについて把握していただければOKです。
【STKMとは?】
まずSTKMとは
『機械構造用炭素鋼鋼管』
S=Steel(鉄) / T=Tube(管/ パイプ形状) / K=構造 / M=Machine
STKM という素材でなく炭素鋼がすでに機械部品用にパイプ状に加工されたものということです。
ちなみに
STKM 以外の鋼管の名称はこのようになっております。
一般構造用炭素鋼鋼管→STK
一般構造用角形鋼管→STKR
機械構造用角形鋼管→STKMR
※Rが角型鋼管を指す、角に若干のR(半径、丸み)があるので
【それぞれの特徴】
種類は11 種~ 20 種とA ~ C で分けられており、全部で22 種類の
組み合わせになります。化合物の配合の量で分けられます。
→例としてSTKM11A が弊社でも特に使用される、引張強さは他の種類に若干劣るが
圧倒的に加工性に優れており、また溶接性にも優れているという性質がある。
C( 炭素)/Si( ケイ素)/Mn( マンガン)/P( リン)/ S( 硫黄) の含有量により種類がわけられます。
C が多いと一般的に強く硬くなっていく傾向があります。
Mn が多いと引張り強くも伸びもよくなりますが、その分コストがあがってしまいます。
※種類による引張強さや降伏点などの数字は画像の表を参照してください。日本工業規格 JISより引用しています。
【各特徴をピックアップ】
・STKM11Aは引張強さは低いものの伸びが良く、降伏点も認められていないので、加工がしやすい
・対してSTKM17Cは引張強さや降伏点が高く加工性は低いものの、耐久性においては一番
・STKAM20Aは引張強さもそこそこで伸びも〇ですが、Mnの含有量が多く価格が高くなる
といった特徴があげられます。
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■使用される場面
特にSTKM11A はサスペンションやプロペラシャフトなどに使用されることが多く、
弊社でもパワーステアリングなどの部品として加工をします。
STKM13A についてはスタビライザー、ドライブシャフトなどに使用されることがあるようです。
16A はトランスミッション、ステアリングシャフト、18A は油圧シリンダーなどなどに使用される。
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STKM とひとえにまとめても硬さや伸びなどで様々な部分で
使用される。11 種13 種においては比較的流通されており手に入り易い
しかし他の種類は契約によって材料を作るということが多いです。
【まとめ】
弊社が使用しているのはSTKM11Aですが、他の材質の特徴も知っておくことが大事です。
会社名 |
平成工業 株式会社 (へいせいこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 98857 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 刈谷市 |
電話番号 | 0566-21-1961 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 110人 | 担当者 | 田中 利章 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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