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【ショットとグリット|研磨材の形状について】
ブラスト処理に使用される研磨材(研削材)には様々な形状があり、その形状によって加工効果と仕上がりは大きく変化します。
研磨材で一般的に広く流通している形状は大きく分けて3種類です。
球状・ラウンドカット
円柱状・ワイヤーカット
多角形状・鋭角状
研削材の3つの形状とその加工効果について紹介します!
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『ブラストの研磨材について』
ブラストは粒子を高速で噴射・投射する事で表面を加工する表面処理加工です。
この加工で使用される「粒子」の事を「研磨材」「研削材」「メディア」などと呼ばれます。
これらの名称はメーカーや販売店などでも異なり、正式な名称は無いようです。
本記事では「研磨材」と統一して呼称します。
ブラストにおいての研磨材は噴射か投射が可能なものなら、何でも研磨材となり得ます。
金属製・非金属製・樹脂製・ガラス製・植物の種など、研磨剤には数えきれない程の多くの種類が存在しています。
【ブラストの規格 ISOとSSPC】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/187739/
【ブラスト研磨材(メディア)の種類】
https://ja.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/240798
『ブラスト研磨材の形状について』
冒頭でも紹介しましたが、研磨剤の形状は大きく分けて3種類となります。
①球状・ラウンドカット
球状またはラウンドカットと呼ばれる円柱状・多角形状のエッジを削り球状に近づけた形状です。
「ショット」、「ビーズ」、「ラウンドカット」と呼ばれ、前後に材質名が付いた商品が多くあります。
例)スチールショット、ステンレスビーズ
②円柱状・ワイヤーカット
線材(ワイヤー)を細かく切断する事で円柱の形状をしています。
「ワイヤーカット」、「カットワイヤー」と呼ばれ、前後に材質名が付いた商品が多くあります。
例)スチールカットワイヤー、ステンレスカットワイヤー
③多角形状・鋭角状
鋭角の多い多角形で尖っている角が多くある形状です。
「グリット」と呼ばれ、前後に材質名が付いた商品が多くあります。
例)スチールグリット、ステンレスグリット
意外と勘違いされる事が多い
ショットとグリットの違いは材質・加工方法ではなく、形状の違いとなります。
【ブラスト処理の種類と特徴】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196425/
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/175611/
『ショット、グリット、ワイヤーカット|形状による加工効果の違い』
球状・ラウンドカット / 円柱状・ワイヤーカット / 多角形状・鋭角状
研磨材の形状が異なる事で加工後の仕上がり、加工効果、損傷度は大きく異なります。
①球状・ラウンドカット
球状であるため、被加工物への損傷を抑えた加工が可能です。
表面を叩くように加工する事で丸い打痕を形成します。
微細な凹凸を形成する事での梨地加工、バリ取り、残留応力の除去が可能なショットピーニングといった加工効果を目的として使用されることが多くあります。
②円柱状・ワイヤーカット
円柱状で円形部と切断面のエッジ部があるので、被加工物は球状と多角形状の中間の損傷程度となります。
切断面のエッジを活かし鋭角ではありませんが、表面を粗面化させることが可能です。
切削力が高い訳ではなので、バリ取りを目的として使用されることが多いです。
③多角形状・鋭角状
不規則で鋭角の多い形状なので、強力な研削力があり被加工物の表面へランダムな凹凸を形成するため損傷程度は大きいです。
塗装や接着剤などの密着を大きく向上させる最適なアンカーパターンを形成します。
塗装前の素地調整(下地処理)、古くなった塗膜や樹脂の除去、錆落としなどを目的として使用されることが多くあります。
【仕様書に書いてある「素地調整」や「下地処理」ってなに?】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/205186/
【ブラスト処理 規格や施工方法について】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/217552/
『まとめ』
ブラストの研磨材は金属製・非金属製・樹脂製・ガラス製・植物の種など数えきれない程の多くの素材が利用されています。
その研磨材の形状は大きく分けて3種類
①球状・ラウンドカット
②円柱状・ワイヤーカット
③多角形状・鋭角状
形状が異なるだけで加工後の仕上がり、加工効果、損傷度は大きく異なります。
被加工物・加工目的に合わせた研磨材の形状を選定する事が重要です。
◎残留応力(英語:Residual stress)
物体に作用する外力や拘束が内にも関わらず物体内に生じている応力の事。
薄い金属板を折り曲げ、元の形に戻らず変形したままの場合は元の形の戻ろうとする応力が残った状態となります。
残留応力の除去方法は熱処理かブラストによるピーニングが一般的です。
◎素地調整(英語:Surface preparation)
素地をより塗装に適した状態にする処理の事です。
素地調整で素地のサビ・汚れ・劣化した塗膜など除去し、更に形成した凹凸によって塗料の付着性を大きく向上させます。
塗装寿命に影響する原因は素地調整によるものが50%を占める程、重要な処理となります。
【塗膜の寿命に及ぼす影響/原因】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/179473
◎塗膜(英語:Coating film)
塗装した塗料が完全硬化した塗料の被膜。
塗膜により塗装対象物を覆い隠す事でサビや劣化から保護します。
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/175611/
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