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【徹底解説】ブラスト加工で使用する研磨材(メディア)の選び方・特徴
製造業において重要な表面処理技術である「ブラスト加工」
この加工方法の成否を決める重要な要素が「研磨材(メディア)」の選択です。
本記事ではブラスト加工の専門企業として50年以上の実績を持つ原田鉄工が、研磨材の種類や特徴・選定方法について詳しく解説します。
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『ブラスト加工における研磨材とは』
ブラスト加工とは、様々な粒子(研磨材)を高速で対象物に噴射・投射することで表面を加工する表面処理技術です。
この加工に使用される粒子のことを「研磨材」「研削材」「メディア」などと呼びます。
研磨材の選択は加工品質を左右する重要な要素であり、対象物の材質や目的に応じて最適な研磨材を選定する必要があります。
【ブラスト加工とは?使われる場面と技術のポイント】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/195572/
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
『代表的な研磨材の11種類と特徴』
1. 鉄鋼系研磨材(スチールグリット等)
特徴
・最も一般的で研削力が高い
用途
・鋼材の塗装前処理
・厚い塗膜の除去
・大型構造物の表面処理
メリット
・耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れる
・サイズ・形状が豊富で仕上がりの調整が容易
・粉塵の発生が少なく作業効率が良い
2. セラミック系研磨材(炭化ケイ素等)
特徴
・最高レベルの硬度を持つ
用途
・高精度な表面処理
・精密部品の加工
・硬質材料の加工
メリット
・サイズが豊富で繊細な加工が可能
・高脆材の加工に適する
・微細な表面処理が実現可能
3. アルミナ系研磨材(褐色アルミナ等)
特徴
・高い研削力と安定した品質
用途
・多様な素材の表面処理
・塗装剥離
・表面の粗面化
メリット
・幅広い素材に対応可能
・安定した加工品質が得られる
・耐久性が高い
4. ガラス系研磨材(ガラスビーズ等)
特徴
・軽量で素材への損傷が少ない
用途
・アルミ製品の仕上げ
・精密部品のバリ取り
・樹脂製品の表面処理
メリット
・クリーンな作業環境を維持できる
・均一な表面仕上げが可能
・幅広い素材に使用可能
5. 砂系研磨材(珪砂等)
特徴
・高い研削力と経済性
用途
・塗装の下地処理
・塗装剥離
・表面の粗面化
メリット
・コストパフォーマンスが良い
・安定した供給が可能
・取り扱いが容易
6. ステンレス系研磨材(ステンレスビーズ等)
特徴
・高い研削力と耐食性
用途
・アルミ製品の加工
・ステンレス製品のバリ取り
・金属製品の洗浄
メリット
・もらい錆の心配が少ない
・表面粗さの調整が容易
・リサイクル使用が可能
7. アルミ系研磨材(アルミワイヤー等)
特徴
・低硬度で素材損傷を抑制
用途
・アルミダイカスト製品の加工
・軽金属製品のバリ取り
・表面洗浄
メリット
・素材への負担が少ない
・クリーンな仕上がり
・アルミ製品に最適
8. 亜鉛系研磨材(ジンクショット等)
特徴
・アルミに近い硬度特性
用途
・アルミダイカスト製品の加工
・塗装剥離
・軽金属の表面処理
メリット
・損傷を抑えた加工が可能
・均一な表面処理
・リサイクル性が高い
9. 銅系研磨材(銅スラグ等)
特徴
・低硬度だが高比重
用途
・塗装剥離
・表面洗浄
・軽度な研削加工
メリット
・素材への損傷が少ない
・効率的な塗装剥離が可能
・安定した加工品質
10. 樹脂系研磨材(ナイロンビーズ等)
特徴
・最も柔らかい研磨材の一つ
用途
・樹脂製品のバリ取り
・軟質金属の表面処理
・デリケートな部品の加工
メリット
・素材へのダメージが極めて少ない
・クリーンな作業環境
・精密部品に適する
11. 植物系研磨材(クルミの殻等)
特徴
・自然由来の低硬度材
用途
・軽度なバリ取り
・樹脂製品の表面処理
・環境配慮が必要な加工
メリット
・環境負荷が少ない
・素材への損傷を最小限に抑制
・廃棄が容易
『研磨材選定の重要ポイント』
1. 素材との適合性
加工対象物の材質に応じた研磨材の選定が不可欠です。
例)
・鋼材→スチールグリット
・アルミニウム→ガラスビーズ
・ステンレス→セラミック系
加工対象物の材質と適合していない研磨材で施工をした場合には「もらい錆」などの不良が発生する可能性があります。
【もらい錆とは? ステンレスを錆びさせる原因と防止方法】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/223489/
2. 加工目的との整合性
目的に応じた最適な研磨材を選択することで、理想的な仕上がりを実現できます。
・塗装下地処理→多角形状の研磨材
・表面仕上げ→球状の研磨材
・バリ取り→硬度の低い研磨材
加工目的にそぐわない研磨材を使用した場合、必要以上に表面を研削する可能性や研削力が低すぎるため長時間の加工が必要となる可能性があります。
【ショットとグリット|研磨材の形状について】
https://ja.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/241118
3. コストパフォーマンス
研磨材の寿命や作業効率を考慮した総合的な判断が重要です。
・初期コスト
・耐久性
・作業効率
・メンテナンス頻度
『原田鉄工のブラスト加工設備』
当社では最新鋭の大型ブラスト設備(幅7m×奥行10m×高さ3.5m)を完備し、以下の研磨材を使用した高品質な加工を提供しています。
1. スチールグリット
・塗装下地処理に最適なアンカーパターンを形成
・大型製品にも対応可能な優れた作業効率
・塗膜や錆を残さず除去する強力な研削性能
・優れた粉塵抑制効果
2. ネオブラスト(フェロニッケルスラグ)
・塗装下地処理に最適なアンカーパターンを形成
・ステンレスやアルミなどほぼ全ての素材に対応可能
・安定した加工品質
・環境負荷の低減
3. ガラスビーズ
・ステンレスやアルミなどほぼ全ての素材に対応可能
・素材へのダメージを最小限に抑制できるので精密な加工が可能
・梨地と呼ばれる光沢を抑えた高級感のある仕上がり
・クリーンな作業環境
◎ブラスト(ショットブラスト/グリッドブラスト/サンドブラスト/1種ケレン 英語:Blast)
高圧で圧縮した空気を研削材と呼ばれる粒と一緒に噴射し、製品に衝突させることで表面のゴミ、汚れ、塗装などを除去します。
◎研磨剤(研削材/研掃材/メディア)
ブラストで使用される加工対象物に直接ぶつけるための粒子です。
球体、多角形状などの形状や粒径、材質が多くの種類が存在するため、対象物の材質や処理効果に合わせて研磨剤を選定する。
◎梨地加工(シボ加工/マット仕上げ)
表面処理において意図的に微小な凹凸をつくる加工。
滑り止め、反射防止などの効果だけでなく、指紋や汚れなどを目立ちにくくする効果もあります。
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/175611/
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『お問い合わせ・ご相談』
ブラスト加工でお困りの方は、ぜひ原田鉄工にご相談ください。50年以上の実績を持つ専門家が、最適な加工方法をご提案いたします。
ご相談、御見積りはこちらから
https://harada-tekkou.co.jp/pages/38/
TEL:082-232-2445
FAX:082-293-0286
担当:垰(タオ)
携帯:090-3742-9768
メール:bousei@harada-tekkou.co.jp
製品サンプル、テスト加工も承っております
まずは小ロットからのご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。
| 会社名 |
原田鉄工 株式会社 (はらだてっこう) |
エミダス会員番号 | 98405 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 広島県 広島市西区 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | 082-293-0286 |
| 資本金 | 4,800 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 50人 | 担当者 | 垰 |
| 産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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