「錆びない金属」の代表、SUS。でも実は……?
こんにちは!吉田鍍金です🌞
すっかり涼しくなりましたが、雨が続きますね☔
雨の日が続くと、気になるのが「錆」。
お洗濯物を干すピンチやお庭で使う園芸用品なんかは錆が気になるし、なるべく鉄製ではなくステンレス製を選びたいですよね。
でも実は……ステンレスも錆びることがあるんです。
「えっ、ステンレスなのに!?」と思われるかもしれませんが、ステンレスは「絶対に錆びない金属」ではなく、**「錆びにくい金属」**なんです。
🛡️ ステンレスを守っている「薄い膜」
ステンレスが錆びにくい大きな理由は、表面にできる**「不動態皮膜(ふどうたいひまく)」**。
ステンレスに含まれるクロムが酸素と反応して、表面に非常に薄い保護膜をつくります。
この膜がステンレスの表面を守ってくれるため、普通の鉄に比べて錆びにくくなります。
しかも、この膜は傷がついても、周囲に酸素があれば再び形成されるという、なかなか頼もしい存在です。
まさに、「傷ついても自分で立て直す!」というステンレスの強みです。
☔ それでも錆びることがあるのはなぜ?
では、なぜステンレスが錆びることがあるのでしょうか?
例えば、
・塩分が付着したままになっている
・異種金属の錆や鉄粉が付着する
・傷や汚れなどによって表面状態が変化する
・使用環境によって不動態皮膜が維持されにくくなる
など、さまざまな条件によって錆が発生することがあります。
つまり、「ステンレスだから大丈夫!」ではなく、「ステンレスも環境によっては錆びる」ということなんですね。
🔧 金属を守る方法はいろいろ
金属の腐食を防ぐ方法は、材料そのものを選ぶだけではありません。
めっきによって表面に別の金属を被覆することで、耐食性や耐摩耗性、電気的特性など、用途に応じた性能を付加することもできます。
「錆びにくくしたい」といっても、必要な性能や使用環境によって適した方法はさまざま。
雨の日こそ、普段あまり気にしない「金属を守る仕組み」にちょっと目を向けてみてはいかがでしょうか?☔
めっきは、金属の表面に“もうひとつの役割”を加える技術です。
最終更新日:2026-09-30
✨展示会出展のおしらせ 2026/10/20
こんにちは! 吉田鍍金工業所です。
雨の日が続き、空気もひんやりと感じられるようになってきましたね。
そんな中でも、少しずつ秋の気配が深まり、季節の移ろいを感じる頃となりました🍂
今年も吉田鍍金工業所は【しんきんフェア2026】に出展いたします!
開催日は 10月20日(火)。
ご近くへお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください😊
- 記 -
第23回 しんきんビジネスマッチング静岡2026
https://shinkin-fair.com/
日時:2026年10月20日(火) 10:00~16:00
場所:ツインメッセ静岡 (静岡市駿河区曲金3丁目1番10号)
アクセス:
• バス:JR静岡駅北口11番乗り場 →「登呂コープタウン行」約10分
「南郵便局ツインメッセ前」下車
• タクシー:JR静岡駅南口から約7分
• お車:東名静岡ICより約15分
※恐縮ですが、施設の有料駐車場をご利用ください https://www.t-messe.or.jp/access/
弊社ブース位置:北館 A38
参加費:無料(事前申込不要)
みなさまのご来場を心よりお待ちしております🌟
最終更新日:2026-09-29
【銀めっきと接触抵抗】電気接点になぜ銀が選ばれるのか?硫化対策と品質管理の肝
「接触抵抗」という言葉、耳にしたことはありますでしょうか?
日常会話で「今日の接触抵抗、ちょっと高いよね〜」なんて使うことはまずありませんが(笑)、実は電気を扱う製品にとっては生命線とも言える超・重要スペックです。
■ 接触抵抗=「電気の通り道にある渋滞」
接触抵抗とは、金属同士が接触して電気が流れる際に生じる電気抵抗のこと。
例えるなら「電気の通り道にできる渋滞」です。この抵抗(渋滞)が小さければ小さいほど、電気がスムーズに流れて発熱やエネルギーロスを抑えることができます。
そして、電気接点の世界で「圧倒的エース」として君臨しているのが「銀(Ag)」です。
■ なぜ「金」や「銅」ではなく「銀」なのか?
銀が電気接点に採用される最大の理由は、シンプルに「全金属の中でナンバーワンの導電性を持っているから」です。
「金(Au)」の方が高価で凄そうなイメージがあるかもしれませんが、実は電気の通しやすさだけで言えば銀の圧勝。そのため、大きな電流を流すブレーカー、リレー、コネクタ、スイッチなどの重要部品には、銀めっきが広く採用されています。
■ 銀の唯一の弱点「黒ずみ(硫化)」との付き合い方
しかし、完璧に見える銀にも、ちょっと困った「ツンデレ」な性格があります。
空気中の硫黄成分と反応して、すぐ黒く変色(硫化銀)してしまうのです。
この黒ずみは見た目の問題だけでなく、環境によっては接触抵抗を増やしてしまう厄介者。そのため、用途に応じて「防変色処理」を施したり、接点が擦れ合う構造にして表面を常に新鮮に保つなどの工夫が不可欠となります。
■ 目に見えない数µm(マイクロメートル)に、製品の寿命がかかっている
接触抵抗は目に見えません。
しかし、ほんのわずかな抵抗の増加が、機器の発熱、接触不良、最悪の場合は製品寿命の低下を引き起こします。だからこそ銀めっきには、単なる見た目の美しさだけでなく、膜厚の均一性や表面状態の厳密な品質管理が求められるのです。
私たち吉田鍍金工業所では、環境に配慮した「ノーシアン無光沢銀めっき」を採用し、工業用途に求められる安定した通電性能を追求しています。
目には見えないわずか数µmの銀めっきですが、その確かな品質で、今日も社会を支える電気製品の信頼性を足元から支えています。
「電気接点の課題」「銀めっきの変色対策」でお困りの際は、ぜひ吉田鍍金工業所までご相談ください!
最終更新日:2026-09-22
【銀めっきの最適な膜厚とは】 厚ければ厚いほど良い? 実は「ちょうどいい」が一番強い理由
「銀めっきは、厚く塗れば塗るほど性能も上がるんですよね?」
これは、設計担当者様や調達ご担当者様から、現場でよくいただくご質問の一つです。
ラーメンのチャーシューやトッピングなら「多ければ多いほど嬉しい」かもしれませんが(笑)、めっきの世界ではそうとも言い切れません。
結論から言うと、銀めっきは
「厚ければ厚いほど良い」というものではありません。
製品の用途や使用環境に応じて、「最適な膜厚(ジャストサイズ)」を選ぶことが、品質的にもコスト的にも最強の選択です。
■ なぜ「厚塗り=最高」ではないのか?
銀めっきの膜厚は、一般的に数μm(マイクロメートル=1/1000ミリ)という、目で見ても分からないほど極小の世界で管理されています。
しかし、このわずか数μmの違いが、製品の寿命や性能、そしてコストに劇的な影響を与えます。
【膜厚が薄すぎる場合】
ブレーカーやリレーなどの電気接点・端子では、嵌合(かんごう)やスイッチングの繰り返しで表面が少しずつ摩耗します。
膜厚が不足していると、すぐに下地金属が露出して導電性が低下したり、耐食性が落ちて硫化・黒変(接触不良)を引き起こす恐れがあります。
【膜厚が厚すぎる場合】
「じゃあ分厚くしておけば安心だね!」と厚くしすぎると、今度は別の問題が発生します。
銀は貴金属ですので、必要以上の膜厚は単純に「材料費のムダ(過剰品質によるコスト高)」につながります。
さらに、形状によっては膜厚が増すことで寸法精度が狂ってしまうリスクもあります。
■ 複雑な形状ほど「技術力」が試される
また、めっきはただドブ漬けして均一につくものではありません。
電気めっきの場合、電流は「角(カド)や外側」に集まりやすく、「凹みや内側」には届きにくいという性質があります。
無理に全体の膜厚を上げようとすると、角だけが異常にぶ厚くなり、肝心な内側は薄いまま…なんてことにもなりかねません。
均一な皮膜を形成して「必要な場所に、必要な厚みを乗せる」には、治具の工夫や電流密度の調整など、めっきメーカーの高度な技術とノウハウが欠かせないのです。
■ 吉田鍍金がご提案する「最適膜厚」の導き方
めっきの選定において大切なのは、仕様書通りの数値をなぞるだけでなく、実際の使用条件を踏まえることです。
・どれくらいの電流・電圧を流すのか?
・接点は何万回の着脱に耐える必要があるのか?
・使用環境は「屋内(乾燥)」か「屋外(高湿度・ガス環境)」か?
私たち吉田鍍金では、お客様の図面どおりに加工するだけではありません。
用途やご予算、ご要望をしっかり伺った上で、「品質・耐久性・コスト」のベストバランスが取れた膜厚をご提案しています。
また、当社では環境負荷を大幅に低減した「ノーシアン無光沢銀めっき」を採用しています。
シアン化合物を使わない安全・安心なプロセスでありながら、工業用途に求められる均一で安定した皮膜性能を実現しています。
■ まとめ:数μmにこだわるのが、めっき職人の役割です
銀めっきは、わずか数μmの極小世界での勝負です。
しかし、その目に見えない数μmへのこだわりこそが、お客様の製品のパフォーマンスや信頼性を裏から支えています。
「今の銀めっき仕様でコストオーバーしていないか?」
「接触不良を防ぎつつ、最適な膜厚に見直したい」
そんなお悩みや疑問がございましたら、ぜひ吉田鍍金までお気軽にご相談ください。
貴社の製品にベストな「最適解」を、技術と情熱を持ってお答えいたします!
最終更新日:2026-09-14
夏季休暇あけのめっきラインは、まず“整える”ところから始まります!
2026年8月17日(月)
こんにちは!
先週は、夏季休暇だった方が多かったのではないでしょうか?
弊社も長い夏季休暇が終わり、今日から製造ラインが再び動き始めました。
とはいえ、めっき業の場合、連休明けにいきなり本稼働…というわけにはいきません。
休暇中はラインを止めるため、大型連休前には必ず槽の清掃や設備点検、フィルター交換などのメンテナンスを行います。
そして連休明けの初日は、まず建浴(健全なめっき液に整えるための初期調整)からスタートします。
めっき液は“生き物”のようなもので、休ませた後は成分バランスや電着状態を丁寧に確認する必要があります。
そこで欠かせないのがハルセル試験です。
小さな試験片に電流を流し、液の状態や電着のムラ、光沢の出方などを細かくチェックしながら、
添加剤や金属成分を調整していきます。
このプロセスを経て、ようやく本稼働へ。
連休明けの一日は、めっき屋にとって“ラインの健康診断”のような時間です。
こうした地道なメンテナンスと液管理が、
日々の品質を安定させるための大切な土台になっています。
今日もまた、ひとつひとつの工程を丁寧に整えながら、製造を進めていきます。
最終更新日:2026-08-17
エコアクション21中央事務局様より感謝状を頂きました!
こんにちは、吉田鍍金です!
この度、当社が約7年間にわたり取り組んできた「エコアクション21」の環境活動に対し、中央事務局様より感謝状を頂戴しました。
発足当初は手探りだった活動も、試行錯誤を重ねる中で少しずつ形となり、昨年度においては使用電力および二酸化炭素排出量の大幅な削減という具体的な成果を上げることができました。
まさに「継続は力なり」という言葉を体現するような7年間だったと言えます。
カーボンニュートラル実現への道のりはまだまだ遠く長いものですが、今回いただいた温かい評価を励みに、今後も、全社一丸となって地道にコツコツと環境活動を続けてまいります。
これからも吉田鍍金工業所をどうぞよろしくお願いいたします!
最終更新日:2026-08-06
実は毎日使っている!?銀めっきはどこで使われているの? 2026年8月4日めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
8月4日と言えば...
2005年の8月4日にApple社さんが提供する音楽配信サービスのiTune Music Storeが日本でサービスを開始した日なんだそうです。
今ではサブスクって日常にあふれ普通になっておりますが、その当時は音楽と言えば、CD買ったり、レンタルしたりして聞いていた記憶があり、好きな音楽が自宅で聴けるってそれは驚いたものです( ゚Д゚)
それが今では、当たり前になってしまう...人間、慣れって凄い物ですね。
さて...今日も銀めっきのお話し。
「銀めっき」と聞くと、ネックレスや指輪などのアクセサリーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし実は、銀めっきは私たちの身近な製品の中で毎日のように活躍しています。
例えば、自動車。エンジンを始動させる部品やパワーウィンドウ、エアコン、ヘッドライトなど、車には数多くの電気部品が使われています。その電気を確実に流したり切ったりする「接点」と呼ばれる部分には、銀めっきが採用されていることが多くあります。
また、家庭の分電盤に入っているブレーカーや、電気をオン・オフするリレー、電線や機器をつなぐコネクタなどにも銀めっきが使われています。普段は見えない場所ですが、電気を安全かつ確実に流すためには欠かせない存在です。
では、なぜ銀なのでしょうか。
その理由は、銀はすべての金属の中で最も電気を流しやすい性質(高い電気伝導率)を持っているからです。電気抵抗が小さいため、発熱や電力ロスを抑えながら、大きな電流を効率よく流すことができます。
さらに熱も伝えやすいため、負荷の大きい電気接点でも優れた性能を発揮します。
近年では、EV(電気自動車)の普及や再生可能エネルギー設備の拡大により、大電流に対応できる部品がますます増えています。そのため、銀めっきの需要も年々高まり、社会を支える重要な技術として注目されています。
スマートフォンを充電すること、車を安全に走らせること、家庭で安心して電気を使えること。その当たり前の毎日は、目には見えない銀めっきの技術によって支えられています。
普段は目にすることのない銀めっきですが、実は私たちの暮らしや社会を陰から支える、なくてはならない技術なのです。
そして...
今このブログを読んでいるスマートフォンにも、もしかすると銀めっきが使われているかもしれません!!
最終更新日:2026-08-04
熊本で発生した地震に際して
このたび熊本で発生した地震により、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
突然の災害により、不安な日々を過ごされている方々、避難生活を余儀なくされている皆様のご心労は計り知れません。
また、復旧・復興に向けて尽力されている自治体の皆様、支援活動に携わられている多くの皆様に深く敬意を表します。
私たち株式会社吉田鍍金工業所も、数年前の大雨による洪水を経験しました。幸い会社への大きな被害はありませんでしたが、私の実家が被災し、復旧までの間、電気や水道が使えない生活を経験しました。
普段何気なく使っている電気や水が使えないということが、これほど不便で不安なものなのか。その時初めて、当たり前の日常がどれほどありがたいものなのかを実感しました。
また、その際には地域の皆様をはじめ、多くの県内外からのボランティアの方々に助けていただきました。泥のかき出しや片付けなど、復旧には多くの力が必要でしたが、遠くから駆けつけてくださる方々の姿や温かい言葉に励まされ、人と人とのつながりの大切さを強く感じました。
だからこそ、今回熊本で被災された皆様の不安や苦しみに、少しでも寄り添いたいという思いがあります。
あの時いただいた支えや温かさを忘れることなく、私たちも困っている方を思いやり、支え合う気持ちを大切にしていきたいと思います。
災害はいつ、どこで起こるかわかりません。しかし、困った時に助け合う人の力やつながりは、復興へ向かう大きな支えになると信じています。
被災された皆様が一日も早く安心した生活を取り戻されること、そして地域の復旧・復興が一日でも早く進むことを、社員一同心よりお祈り申し上げます。
最終更新日:2026-08-03
『銀めっき』について 2026年7月24日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
静岡も梅雨明けしましたがいかがお過ごしでしょうか。
浜松では昨日41.1℃を記録したようです🥵
私は負けず嫌いで何でも一番になりたいですが、これだけはあまり嬉しくないですね(・・;)
熱中症だけにはくれぐれもお気を付けください...
さて今日は銀めっきについて、第三段です。
なぜ銀めっきは黒く変色するの?
.........................................
実はほとんどの場合が「錆」ではありません!
「銀めっき製品が黒くなってしまったのですが、不良でしょうか?」
これは、お客様からよくいただくご質問の一つです。
実は、銀めっきが黒く変色する原因は大半が錆(さび)ではありません。
銀は空気中にごくわずかに含まれる硫黄成分と反応し、表面に「硫化銀」という黒い膜を作ります。この現象を「硫化」と呼び、銀ならではの自然な性質です。
そのため、温泉地や工場周辺、ゴム製品の近くなど、硫黄成分が多い環境では、通常よりも早く黒く変色することがあります。また、保管方法や湿度によっても変色のスピードは変わります。
では、黒く変色する銀めっきは性能が悪いのでしょうか?
いえいえ、実はその逆で、銀は金属の中でも非常に優れた導電性を持っています。そのため、電子部品のコネクタやスイッチ、接点部品など、「確実に電気を流す」ことが求められる製品には欠かせない表面処理として広く採用されています。
用途によっては、変色を抑えるために防変色処理を施し、美観や性能を長期間維持できるようにすることも可能です。
銀めっきはデリケートな金属ですが、それ以上に優れた性能を持つ材料です。黒く変色する性質を正しく理解し、用途に合わせた処理や保管方法を選ぶことで、その性能を最大限に活かすことができます。
吉田鍍金工業所では、お客様の用途や使用環境に合わせた銀めっき・防変色処理をご提案しています。銀めっきに関するご質問やお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最終更新日:2026-07-24
笑顔がつなぐ、より良い仕事!! 2026.7.20 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさん、おはようございます(^^♪
子供たちはもうすぐ夏休みでウキウキしているのではないでしょうか!?我が家の高校生二人は、補習が沢山あるからまだ休みじゃない...って威張っておりましたが(^-^;
さて、そんな夏休みの一時のお話し...
先週末、会社でバーベキューを開催しました🍖
当日は社員だけでなく、ご家族にも参加していただき、子どもたちの元気な声や笑顔があふれる、とても楽しい時間となりました。
普段の職場では仕事の話が中心になりますが、バーベキューでは部署や役職の垣根を越えて会話が弾み、お互いの新たな一面を知る良い機会になりました。
笑顔で語り合い、一緒に食事を楽しむ時間は、人と人との距離をぐっと近づけてくれます。
仕事は一人ではできません。日頃から気軽に相談できる関係や、「困ったときは助け合おう」と思える信頼関係があることで、現場での連携もスムーズになります。
こうしたコミュニケーションの積み重ねが、品質や生産性の向上、そしてお客様へのより良いサービスにもつながっていくと考えています。
今回のバーベキューでも、皆さんの楽しそうな笑顔を見て、改めて「良い会社は良い人間関係から生まれる」と実感しました。
これからも仕事は真剣に、そして時にはこのような交流の場を大切にしながら、チームワークをさらに深め、お客様により良いものづくりをお届けしていきます。
最終更新日:2026-07-20
2026年7月16日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
静岡市もセミが鳴き始めようやく本格的な夏模様です🥵
連日熱中症で搬送されたというニュースが報道されておりますが、お気を付けてお過ごしください。
さて、今日はまた『銀』について第二段となります。
なぜ銀は金より電気を流しやすいのか?
「金は高級な金属だから、一番電気を流しやすいのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、電気を最も流しやすい金属は「銀」です。
金属の電気の流れやすさ(導電率)は、おおよそ次の順番になります。
銀 > 銅 > 金 > アルミニウム
では、なぜ銀が一番なのでしょうか。
電気は金属の中を自由電子と呼ばれる電子が移動することで流れます。
銀はこの自由電子が非常にスムーズに動ける金属で、電気抵抗が最も小さいため、電流を効率よく流すことができます。
「それなら、すべて銀を使えばいいのでは?」と思いますよね。
しかし、そう簡単ではありません。
銀には大きな弱点があります。それは、空気中の硫黄成分と反応して表面が黒く変色(硫化)しやすいことです。この変色によって接触抵抗が増える場合もあるため、使用環境によっては金めっきが選ばれます。
金は銀ほど電気は流しませんが、ほとんど酸化や硫化をしないため、長期間安定した接触性能を維持できます。
アクセサリーでも金は長期間その輝きを維持します。
銀は「いぶし銀」の様に変色してしまいます。
そのため、スマートフォンやパソコン、医療機器、航空・宇宙分野など、「絶対に接触不良を起こしたくない」用途では金めっきが活躍しています。
つまり、性能だけを見れば銀、信頼性や耐久性まで考えると金という使い分けがされているのです。
私たちめっきメーカーは、それぞれの金属の長所と短所を理解し、お客様の用途に合わせて最適な表面処理を提案しています。
普段は目に見えない「めっき」ですが、その数ミクロンの膜が製品の性能や信頼性を大きく左右しております。
弊社では銀めっきも変色防止を行ったり、お客様のご使用環境によって最適なめっきをご提案いたします。
最終更新日:2026-07-16
2026年7月13日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさん、おはようございます(^^♪
静岡も最近ようやく夏らしく暑くなってきました🌅
熱中症にはくれぐれも気を付けて下さいね。
昨日の全日本女子バレーボールの劇的な逆転勝利に大きな感動をもらいました🏐
最後まで諦めず、一人ひとりが役割を果たすことで結果は変えられる...
これは、職場でも大切にしたい姿勢ですね!!
さて今日は銀めっきについてお話ししようと思います。
「銀めっき」と聞くと、アクセサリーや食器などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし実は、銀めっきは私たちの生活を支える電子機器にも数多く使われています。
その理由は、銀が金属の中で最も電気を流しやすいという特徴を持っているからです。
スマートフォンや自動車、産業機器などのコネクタや接点には、この優れた導電性を活かした銀めっきが活躍しています。
一方で、「銀は黒く変色する」というイメージを持つ方も多いでしょう。
実はこれは錆びているわけではありません。空気中にわずかに含まれる硫黄成分と反応し、「硫化銀」という黒い膜ができるためです。
そのため、用途によっては変色を抑える特殊な処理を施すこともあります。
また、銀は熱を伝える能力も非常に高く、電気だけでなく熱を効率よく逃がしたい部品にも役立っています。
まさに「電気」と「熱」の両方に優れた、非常に万能な金属なのです。
普段はあまり目にすることのない銀めっきですが、皆さんの身の回りには数え切れないほど使われています。
見えない場所で高い性能を支え続ける ── それが銀めっきの大きな役割です。
普段何気なく使っているスマートフォンや車も、銀めっきの技術があるからこそ、安定して動いているのです。
『電気を最もよく通す金属』という銀の特性を最大限に活かし、これからもお客様の期待に応えられるめっきを追究して参ります!!
最終更新日:2026-07-13
微生物がニッケルを集める日が来るかも?
こんにちは、吉田鍍金工業所です。
最近、「微生物が銅を精製する」というニュースを目にしました。
微生物の力で鉱石から金属を取り出す技術で、「バイオマイニング」と呼ばれているそうです。
自然の働きで金属を集めるなんて、まるで生き物が小さな“採掘⛏”をしているようで、思わずワクワクしてしまいました。
めっき工場⚙️では、ニッケルを含む排水やスラッジがどうしても発生します。
現在は薬品🧪で金属を沈殿させて処理していますが、薬品の使用量や廃棄物の処理には課題もあります。
そんな中で「微生物が金属を集める」という技術で、排水槽の中で微生物たちがニッケルを集めてくれたら?
薬品の使用量が減り、環境への負担も軽くなります。
そして集めたニッケルを再利用できれば、資源の循環が生まれます。
排水 → 微生物がニッケル回収 → 再利用
この流れが実現すれば、めっきの世界はもっと持続可能になります。
資源の少ない日本だからこそ、こうした自然の力を活かす技術は大きな希望です。
微生物が“未来のパートナー”として、めっき工場の一員になる日が来たら素敵ですね。
最終更新日:2026-06-30
2026年6月26日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
今年は今の所昨年より涼しくて過ごしやすいですね。
台風が連発しており、今後心配ではありますが、どうかお気を付けてお過ごしください。
さて、6月26日は「雷記念日」だそうです。
雷というと、怖い、大きな音がする、停電の原因になるといったネガティブなイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実は、雷は私たちめっき業にとっても、少し興味深い現象です。
先日弊社のブログで雷に触れておりましたが...
雷が発生すると、空気中を流れる強力な放電によって酸素(O₂)の一部が反応し、オゾン(O₃)が生成されます。
雷雨の後に「空気がすっきりした」「独特のにおいがする」と感じることがありますが、その一因がオゾンだと言われています。
オゾンは非常に酸化力の強い物質です。そのため、銅や銀などの金属は通常の空気中よりも酸化が進みやすくなる場合があります。
銀めっきを扱う私たちにとって、「酸化」は光沢や外観に関わる、とても身近なキーワードです。
※ただし、雷によって一時的に増えたオゾンが、工場内のめっき品質へ大きな影響を与えることはほとんどありません。
実際の品質を左右するのは、前処理や液管理、乾燥方法、保管環境などの方がはるかに重要です。
一方で、雷とめっきには、もう一つ大きな共通点があります。それは「電気」です⚡
雷は自然界で起こる巨大な放電現象で、一瞬にして数億ボルトもの電圧と膨大な電流が流れます。そのエネルギーは樹木を裂き、金属を溶かしてしまうほど強力です。
対して、めっきも電気の力を利用する技術ですが、こちらは雷とは正反対です。電流を細かく制御し、製品表面に金属イオンを少しずつ積み重ねていきます。数ミクロンという薄く均一な膜をつくるためには、電流密度や液組成、温度などを精密に管理しなければなりません。
つまり、雷は「自然が生み出す豪快な電気」、めっきは「人が操る繊細な電気」と言えるでしょう。
同じ電気でも、その扱い方によって結果はまったく異なります。
私たちは普段、電気を「見えないもの」として扱っています。しかし空を見上げれば、その電気が雷という形で目に見える現象となって現れます。そして、その電気が空気を変化させ、オゾンを生み出し、自然界の化学反応を引き起こしています。
本日、雷記念日は、私たちが日々のものづくりで向き合っている「電気」と「酸化」の奥深さを改めて感じられる一日になりそうです!
最終更新日:2026-06-26
2026年6月18日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
梅雨真っ只中如何お過ごしでしょうか。
静岡市は今年は少し涼しく過ごしやすく感じております。
熱中症には十分気を付けて過ごして参ります。
さて私は、今月初めにベトナムの首都 ハノイ を訪れる機会がありました。
今まで仕事でしか行った事がありませんでしたが、今回は旅行でエネルギーを充電して来ました(#^.^#)
ハノイは歴史ある街並みと活気あふれる人々の暮らしが共存する魅力的な都市です。街中には数多くのバイクが行き交い、そのエネルギーや人々のたくましさに圧倒されました!!
街の人々は本当にパワフル!!それが私にはとても心地よく感じました!
また、フォーやバインミー、ベトナムコーヒーなどの食文化も非常に豊かで、ローカルならではの味や香りを楽しむことができました。
今回の滞在で特に印象に残ったのは...
人々のものづくりや商売に対する姿勢です。あるジュース店では「ハノイで一番美味しいジュースを作りたい」という思いのもと、日々試行錯誤を重ねていることを知りました。一方で、伝統的な料理を提供するレストランでは、長年受け継がれてきた味や文化を守り続けることを大切にしていました。
新しい価値を生み出そうと挑戦する人がいる一方で、伝統や信念を守り続ける人もいる。その両方が自然に共存していることに、ハノイという街の奥深さを感じました。
また、現地の方々はとても明るく親しみやすく、言葉が十分に通じなくても笑顔で接してくれました。文化や習慣の違いに触れる中で、多くの発見や学びを得ることができました。
今回の経験を通じて、私たちの仕事にも通じる大切なことを改めて感じました。品質や技術という伝統を守りながらも、より良いものを目指して改善や挑戦を続けること。その積み重ねが、お客様に選ばれ続ける企業につながるのではないでしょうか。
異なる文化や価値観に触れた今回の旅は、視野を広げるとともに、日々の仕事を見つめ直す良い機会となりました。今後もこうした経験を大切にしながら、学びを活かしていきたいと思います!!
最終更新日:2026-06-18
突然の雷雨が増える季節——実は“金属の世界”でも似たことが起きています!
2026年6月15日
こんにちは!いよいよ梅雨のシーズンですね☔
最近、
「さっきまで晴れていたのに急に雷」
「ゲリラ豪雨で一気に湿度が上がる」
そんな不安定な天気が増えてきました。😥
人間にとっても落ち着かない季節ですが、実は金属にとっても、この“急激な環境変化”はなかなかのストレスになります。
湿度が上がったり、急に温度が変わったり、表面に水滴がついたり乾いたりを繰り返すと、
金属の腐食は一気に進みやすくなります。
めっきは、そんな環境変化から金属を守るための“レインコート”のような存在です。
亜鉛めっき、ニッケルめっき、無電解Niなど、用途に合わせてさまざまな防錆方法があります。
雷が鳴ると空気中にオゾンが増えることもあり、これも金属にとっては酸化の要因になります。
雷雨の季節は、実は金属にとっても過酷な時期なんです💪
急な雷雨や湿度の変化は、実は金属にとってもなかなか過酷。
めっきはそんな環境から部品を守るための、昔ながらでありながら今も必要な技術です💡
日々の天気に振り回されつつも、金属の世界では今日も静かに化学反応が進んでいます。
そんな小さな話題を、またブログでお届けできればと思います😊
最終更新日:2026-06-15
新しい仲間と、受け継がれる技術
こんにちは!吉田鍍金です🎐
この半年で、私たちの会社に3名の新しい仲間が加わりました。
先日、その歓迎会を開催しました!
年齢も経歴もそれぞれ違う3人ですが、現場ではすでに頼もしい存在。
めっき処理や製品対応をどんどん吸収し、今では即戦力として活躍してくれています。
そんな歓迎会の日、実はひとつ大きな節目もありました。
25年間会社を支えてくださったベテラン社員が、この日をもって退職されました。
長年積み重ねてきた経験や知識、仕事への向き合い方。
たくさんのものを残してくださった先輩から、今、新しい世代へバトンが引き継がれています。
この25年の間に、会社で扱うめっきの種類は増え、対応する母材もどんどん多様化してきました。
鉄・銅合金・SUS・アルミなど、求められる技術も幅広くなり、覚えることは決して少なくありません。
それでも3人は、わからないことを積極的に質問しながら前向きに挑戦してくれています。
そして私たち先輩側も、「こうした方がわかりやすい」「もっと働きやすくできるかも」と、新しい気づきをたくさんもらっています。
技術を受け継ぎながら、働き方もアップデートしていく。
そんな前向きな変化を感じる歓迎会になりました。
これからもチームみんなで学び合いながら、より良いものづくりを続けていきます!
最終更新日:2026-05-29
2026年5月27日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
早い物で、もう六月…そう考えると、一年あっという間ですね。
1分1秒たりとも無駄には出来ません( `ー´)ノ
我々めっき屋には暑くて厳しい季節がやって参ります。
グループ会社のESVでは既に工場内が40℃以上あるようです。
暑さ対策も大切な仕事になって来ましたね...🥵
みなさんもどうぞご自愛ください!
さて、本日5月27日は、日本海海戦の日です。
1905年、日本海において日本連合艦隊はロシアのバルチック艦隊を迎え撃ち、歴史に残る海戦が行われました。東郷平八郎率いる艦隊の勝利は、日本の歴史に大きな影響を与えたと言われています。
この日本海海戦が現代にも語り継がれる理由は、単なる勝敗ではなく、「物流や海上交通を守ること」が、人々の暮らしや産業を支える基盤だったからではないでしょうか。
そして現在、世界ではイラン情勢の緊迫化が続き、ホルムズ海峡を巡るニュースも多く報じられています。日本はエネルギー資源の多くを海外に依存しているため、遠い国の出来事であっても、原材料価格や物流、電気代などを通じて、私たちの仕事や生活にも影響が及びます。
一見すると、日本海海戦と現代の中東情勢は無関係に見えます。
しかし、「社会インフラや供給網をどう守るか」という点では、時代を超えて共通する部分があるように感じます。
私たち株式会社吉田鍍金工業所でも、近年は様々な有事を想定した話し合いや、BCP(事業継続計画)への取り組みを少しずつ進めています。
災害、停電、物流停止、原材料不足――何かが起きた時でも、お客様への供給を止めないために何が必要かを考えることは、製造業として大切な責任の一つだと思っています。
平和で安定した毎日は、決して当たり前ではありません。
歴史を振り返る今日だからこそ、「支えてくれている仕組み」や「備える大切さ」を改めて考えていきたいと思います!!
最終更新日:2026-05-27
2026年5月21日 めっき屋工場長のひとり言。。。
みなさんおはようございます(^^♪
今日の静岡は生憎の雨模様です。
今年はエルニーニョ現象と言われております。大雨にも注意が必要ですね...
いろいろな自然災害に対しても私たちは会社を守る義務がありますのでリスクを前もって洗出しておくことがとても大切だと考えております。今年度は、そうしたリスクアセスメントにも力を入れ、年度計画に入れて活動して行きます!
さて、今年も会社の庭先に咲くバラ 「ピエール・ドゥ・ロンサール」が、美しい花を咲かせてくれました🌹
毎年5月になると、淡いピンク色の大輪の花が次々と開き、会社の景色を華やかに彩ってくれます。その時期来社されたお客様からも「とてもきれいですね」と声を掛けていただくことが多く、私にとってもこの季節の楽しみのひとつになっています。
このバラを毎年ここまで見事に育ててくれているのは、会長夫人です。
日々の水やりや手入れ、剪定など、丁寧に愛情を注いでくださっているおかげで、今年も立派に満開を迎えることができました。
バラは、ただ植えておけば自然に美しく咲くわけではありません。季節ごとの管理や、少しずつ状態を見ながら手を掛けることが必要です。実はこの姿勢は、私たちの会社が大切にしている「人の成長」ともよく似ていると感じています。
人も同じように、すぐに大きく成長するわけではありません。日々の声掛けや経験の積み重ね、時には失敗を乗り越えながら、少しずつ力を付けていきます。そして時間を掛けて育った人財は、会社に大きな花を咲かせてくれます。
製造業というと、設備や技術に目が向きがちですが、私たちはそれ以上に「人」を大切にしたいと考えています。技術も品質も、最後は人が作るものだからです。
ちなみに、このピエール・ドゥ・ロンサール、見た目はとても優雅ですが、枝の成長はかなり元気です。気が付けば想像以上に伸びていて、「これは本当にバラなのか、それとも何か別の勢いのある植物なのか…」と思うこともあります(笑)。そのたくましさには、社員一同いつも驚かされています。
これからも、美しい花が咲く環境と同じように、人が成長し、いきいきと働ける会社づくりを続けていきたいと思います。
最終更新日:2026-05-21
~製造部に新しい仲間・Fさんが加わりました!~
こんにちは、吉田鍍金です!
4月の心地よい風とともに、製造部にフレッシュな新メンバー・Fさんが仲間入りしました!🌸
Fさんが当社を選んだ理由は、「働いている人たちの雰囲気」。
「ここなら長く腰を据えて働けそう」と感じた直感通り、入社後は「社員の皆さんが良い人ばかりで、毎日が楽しいです!」と笑顔で語ってくれました。
すでに現場の空気感にすっかり馴染んでいる様子は、見ているこちらまで明るい気持ちにさせてくれます✨
現在は研修の一環として、めっき液の分析など、専門知識が求められる難しい業務にも向き合っています。
まだ慣れないことも多く苦戦することもあるようですが、「早く仕事を覚えて、色々な業務にチャレンジしたい」と語るその瞳には、強い向上心が宿っています。
そんなFさんの直近の目標は、「ラッキング作業」をマスターすること!
現場でテキパキと動く先輩たちのスピード感に圧倒されつつも、「自分も早く追いつきたい、少しでも力になりたい」という熱い気持ちで日々練習に励んでいます:🔥
誠実さとやる気あふれるFさんの加入で、現場もさらに活気づきそうです。
新しい環境で一歩ずつ着実に、ものづくりの楽しさを深めていってくれることを期待しています。
Fさん、これから一緒に頑張っていきましょう!👍
最終更新日:2026-05-15
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