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写真は、クロム銅を素材とした複雑形状部品の加工事例です。円筒形状をベースに、外径・内径の加工だけでなく、複数の段差、溝、ネジ、穴あけなど、さまざまな加工要素が組み合わされた部品となっています。
このような形状の部品では、単純な旋盤加工だけではなく、加工工程の組み合わせや加工基準の管理が重要になります。特に内径・外径の寸法精度が求められる場合、複数の機械へ工程を分けることで、段取り替えによる基準ずれや加工時間の増加につながる可能性があります。
今回の加工では、LB3000EXⅢを使用した全加工により、旋削加工を中心として、内外径H7仕上げ、溝加工、ネジ加工、穴あけ加工などを一連の工程として対応しています。複数の加工工程を1台の複合加工機に集約することで、ワークの段取り替えを抑えながら、各加工部の位置関係を管理しやすくしています。
クロム銅の加工に対応した全加工
クロム銅は、銅をベースとしながら、一般的な銅材とは異なる特性を持つ材料です。電気・熱伝導性が求められる部品などに使用される一方、切削加工では工具や加工条件、切削熱などを考慮する必要があります。
特に複雑な形状のクロム銅部品では、外径を削るだけでなく、内径、段差、溝、ネジ、穴などを図面要求に合わせて加工する必要があります。
写真の部品も、上部のフランジ形状、円筒部、複数の外周溝、段差部、側面穴などが組み合わされています。こうした部品を加工する場合、それぞれの形状を別工程として管理するのではなく、可能な限り同一設備で加工することで、工程全体を効率化できます。
そこで活用しているのがLB3000EXⅢです。
LB3000EXⅢによる1台で完結する加工
LB3000EXⅢを使用することで、旋削加工をベースに複数の加工工程を組み合わせることができます。
今回のような部品では、
・外径加工
・内径加工
・内外径H7仕上げ
・段差加工
・溝加工
・ネジ加工
・穴あけ
・複数形状の同時加工
・最終寸法までの仕上げ加工
といった工程を組み合わせることが重要です。
特にポイントとなるのが、1台で完結する全加工です。
加工途中で別の旋盤やマシニングセンタへ移動させる工程を少なくすることで、ワークを再チャッキングする回数を抑えられます。再チャッキングが増えると、加工基準の取り直しや位置合わせが必要になるため、同軸度や各部の位置関係が重要な部品では工程管理が複雑になります。
LB3000EXⅢによる同時加工を活用することで、複数の加工要素を効率よくまとめ、完成までの工程を短縮できる可能性があります。
内外径H7仕上げにも対応
写真のような円筒形状部品では、外径だけでなく内径の精度も重要になります。
特に図面でH7公差が指定されている場合、単純に穴をあけるだけでは要求を満たせません。下加工から仕上げ加工までの工程を考慮し、工具の状態や加工条件、熱による寸法変化などにも注意しながら加工する必要があります。
今回のキーワードでもある内外径H7仕上げでは、内径と外径それぞれの寸法精度を確認しながら仕上げ加工を行います。
内径と外径の双方に精度が求められる部品では、それぞれの寸法だけを見るのではなく、部品全体としての加工精度を考えることが重要です。
また、複数工程に分けて加工するよりも、同一設備内で加工をまとめることで、加工基準を統一しやすくなります。
溝加工・ネジ加工・穴あけを組み合わせた複雑形状
写真を見ると、外周には複数の段差や溝が設けられており、上部にはフランジ形状、側面には穴あけ加工が施されています。また、外周には機能部品として使用されることを想定したネジ形状も含まれています。
このように、一つの部品の中に異なる加工方法が混在している場合、工程設計が非常に重要です。
例えば外径を加工した後に溝を加工し、さらに別設備へ移動して穴あけを行うと、工程数だけでなく段取り作業も増加します。
LB3000EXⅢを活用して、溝、ネジ、穴あけなどの加工を組み合わせることで、できる限り加工工程を集約できます。
これは、単純に加工時間を短くするだけの取り組みではありません。
ワークを機械から取り外す回数を減らすことにより、工程間の基準変化を抑え、複数の加工部を同じ基準で加工しやすくすることにもつながります。
クロム銅の複雑形状部品で重要な工程管理
クロム銅部品では、材料特性を考慮した切削条件の設定が重要です。工具の選定、切込み量、送り、切削速度などを加工内容に合わせて調整し、仕上げ面や寸法精度を確認しながら加工を進めます。
さらに、内径・外径・溝・ネジ・穴あけなどの加工が組み合わさる場合、それぞれの加工を個別に考えるだけではなく、部品全体の完成形状を意識した工程設計が必要になります。
特にH7などの精度指定がある場合には、荒加工と仕上げ加工の役割を明確にし、最終工程で安定した寸法を出せるように加工順序を設定します。
このような加工ノウハウを蓄積することで、クロム銅をはじめとした難加工材・特殊材料の複雑形状部品にも対応しています。
「図面から全加工まで」をまとめたい場合に
「内径と外径をH7で仕上げたい」「外周に複数の溝がある」「ネジ加工も必要」「側面に穴あけがある」といった複合的な加工案件では、加工工程が多くなりがちです。
さらに、各工程を別々の加工会社へ依頼すると、納期管理や工程間の調整、加工基準の確認など、発注側の管理負担も増えてしまいます。
そこで、全加工をまとめて依頼できることには大きな意味があります。
LB3000EXⅢを使用した加工では、旋削を中心に複数の加工を組み合わせ、同時加工によって1台で完結できる工程を増やしています。
クロム銅の複雑形状部品について、
「内外径を精密に仕上げたい」
「H7公差に対応したい」
「溝加工も必要」
「ネジ加工も必要」
「穴あけまでまとめたい」
「できるだけ工程を集約したい」
といったご要望に対し、部品形状と図面要求を確認したうえで加工方法を検討します。
クロム銅×LB3000EXⅢによる複合加工
今回の写真は、クロム銅、LB3000EXⅢ、全加工、内外径H7仕上げ、溝、ネジ、穴あけ、同時加工、1台で完結という複数の技術要素を組み合わせた加工事例です。
単純な旋盤加工ではなく、複数の形状を持つ部品を効率よく加工するためには、設備能力だけでなく、加工順序や工具、基準面、仕上げ工程まで含めた総合的な工程設計が重要です。
特に複雑形状部品では、加工設備を増やすことだけが解決方法ではありません。1台で完結できる加工は1台に集約することで、段取り回数を抑え、工程をシンプルにするという考え方も重要です。
クロム銅の切削加工、内径・外径の精密加工、H7仕上げ、溝加工、ネジ加工、穴あけ加工など、複数の加工要素を含む部品について、図面形状に合わせた加工方法を検討しています。
クロム銅の複雑形状加工、LB3000EXⅢによる全加工、内外径H7仕上げ、溝・ネジ・穴あけの同時加工など、工程集約型の精密加工をご検討の際はご相談ください。1台で完結できる加工方法を検討し、品質・納期・工程効率を考慮した加工をご提案します。
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| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 45人 | 担当者 | 石川 晃 |
| 産業分類 | 重電関係 / 治工具 / 工作機械 | ||
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