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大型異形状カムの内径研磨加工事例 ~高精度な内径仕上げで機械性能を支える精密研磨技術~
大型の異形状カム部品に対して内径研磨加工を実施した製品事例です。外周部は真円ではなく独特な輪郭を持つ異形状形状となっており、中央部にはキー溝付きの内径が設けられています。このような部品は産業機械や専用機、自動化設備、搬送装置などに使用されることが多く、カム機構による動作制御の重要な役割を担っています。
一般的にカム部品は外形形状やカム曲線に注目されがちですが、実際には軸との嵌合部となる内径精度が製品性能を大きく左右します。いくら外形が高精度に製作されていても、内径の真円度や同軸度が確保されていなければ、回転時の振れや偏心が発生し、機械全体の精度低下や摩耗の原因となります。
そのため当社では、大型部品や異形状部品に対する高精度な内径研磨を得意としており、長年培ってきた研磨技術と治具製作技術を活用して、安定した品質を実現しています。
異形状カムの加工で求められる高精度
カムは回転運動を直線運動や揺動運動へ変換する重要な機械要素です。
自動車部品、生産設備、食品機械、包装機械、半導体製造装置など幅広い分野で使用されており、その動作精度は機械全体の性能に直結します。
特に今回のような異形状カムは、外周部が円形ではなく偏心形状や特殊輪郭を持つため、加工工程が非常に難しくなります。
異形状部品では、
・ワークの重心が中心からずれている
・チャッキング時のバランスが悪い
・クランプによる変形が発生しやすい
・研磨時の振動が発生しやすい
といった課題があります。
さらに大型部品になると重量も増加するため、加工中のたわみや振れも考慮しなければなりません。
そのため、単純な円筒研削や旋削加工だけでは要求精度を満たすことができず、最終工程として高精度な内径研磨が必要になります。
内径研磨が重要な理由
カム部品において軸との嵌合部は最も重要な部分の一つです。
内径寸法がわずかに狂うだけでも、
・回転精度低下
・異常振動
・ベアリング寿命低下
・騒音発生
・組付け不良
などの問題につながります。
そのため内径部分には、
・高い寸法精度
・真円度
・円筒度
・同軸度
・面粗度
が要求されます。
内径研磨では、切削加工では到達できないレベルの精度を実現できるため、最終仕上げ工程として多く採用されています。
特に大型の異形状カムでは、素材段階や熱処理後にわずかな歪みが発生するため、仕上げ工程である内径研磨の品質が非常に重要になります。
異形状ワークの内径研磨の難しさ
異形状ワークの内径研磨は、一般的な円筒部品と比較して難易度が大幅に高くなります。
理由として、
1. バランスが取りにくい
外周が真円ではないため、回転時にアンバランスが発生します。
その結果、
・振動発生
・砥石摩耗増加
・精度低下
につながります。
2. チャッキングが難しい
通常の三つ爪チャックでは把握が困難なケースも多く、専用治具が必要になることがあります。
3. 熱変形の影響
大型部品は熱容量が大きく、加工熱による寸法変化も考慮する必要があります。
4. 測定難易度が高い
異形状部品は測定基準が取りにくく、加工中の確認作業にも高度な技術が求められます。
これらの課題をクリアするためには、研磨技術だけでなく、治具設計や測定技術も必要になります。
大型異形状部品への対応力
当社では大型部品の加工実績を多数保有しております。
大型のカム部品や偏心部品、フランジ形状部品などに対しても柔軟に対応しています。
大型ワークの加工では、
・段取り技術
・クランプ技術
・バランス調整
・研磨条件設定
が重要になります。
これらを総合的に管理することで、高精度な内径研磨を実現しています。
また大型部品は材料費や製作コストも高額になるため、一度の加工ミスが大きな損失につながります。
そのため加工前の工程設計から品質保証まで一貫して管理しています。
キー溝付き内径への対応
写真の部品にはキー溝が加工されています。
キー溝付き内径の場合、
・測定基準が複雑
・研磨時のバランス変化
・寸法管理の難易度上昇
などの課題があります。
当社ではキー溝付き部品についても多数の実績があり、内径寸法とキー溝位置の関係を考慮しながら加工を行っています。
軸との組付け精度を確保するため、内径だけでなくキー溝との位置関係についても十分に管理しています。
品質管理への取り組み
高精度な内径研磨を実現するために、加工後には各種測定を実施しています。
測定項目例として、
・内径寸法
・真円度
・円筒度
・同軸度
・振れ精度
・面粗度
などがあります。
これらを確認し、図面要求に適合した製品のみを出荷しています。
大型異形状部品は再製作が困難なケースも多いため、工程内検査を重視し、不良発生を未然に防止しています。
多様な材質に対応
当社ではカム部品に使用される様々な材質に対応しています。
例えば、
・S45C
・SCM材
・SNCM材
・SKD材
・SUS系材料
・鋳物材料
などです。
熱処理済み材料についても研磨加工が可能であり、硬度の高いワークにも対応しています。
材質特性に合わせて最適な砥石を選定し、高精度な仕上がりを実現しています。
試作から量産まで対応
大型異形状カムは一点物の試作から量産案件まで幅広く存在します。
当社では、
・単品加工
・試作品製作
・多品種少量生産
・量産対応
まで柔軟に対応しています。
図面支給による加工はもちろん、現物からの製作や追加工のご相談も可能です。
既存部品の修理や再研磨についても対応実績があります。
まとめ
写真の製品は、大型の異形状カムに対して高精度な内径研磨を施した加工事例です。
異形状部品は一般的な円形部品と比較して加工難易度が高く、チャッキング方法や研磨条件の設定、測定方法に高度な技術が求められます。さらに大型ワークになると重量や熱変形の影響も加わり、より高度な加工ノウハウが必要となります。
当社では長年培った研磨技術を活かし、異形状部品・カム部品・大型部品の内径研磨に対応しております。高精度な寸法管理、真円度管理、同軸度管理を行い、機械性能を最大限に引き出す高品質な製品を提供しています。
大型の異形状カムや特殊形状部品の内径研磨でお困りの際は、ぜひご相談ください。試作から量産まで、お客様のご要求に合わせた最適な加工方法をご提案いたします。
お問い合わせ・お見積りはお気軽に!
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担当:石川 晃
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| 会社名 |
株式会社 石川研磨 (いしかわけんま) |
エミダス会員番号 | 94781 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 刈谷市 |
| 電話番号 | 0566-62-7751 | FAX番号 | 0566-62-7776 |
| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 45人 | 担当者 | 石川 晃 |
| 産業分類 | 重電関係 / 治工具 / 工作機械 | ||
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