硬質クロムめっき　皮膜特性（浴・電流密度・バフ有無等）

　弊社の手漬けによる硬質クロムめっきでは、以下の浴を使用しています。
１）サージェント浴：一般的な浴であり、鉄鋼・鋳鉄・ステンレス等の比較的広い素材に対してめっきができる汎用性の高い浴となります。
２）ヒーフ浴：サージェントより電流効率が良く、高速度めっきが可能な浴ですが、密着性確保のために素材選定能力が必要となります。

　めっき直後の皮膜外観につきましては、サージェント浴では写真左側のような青白みを帯びたもの、ヒーフ浴では写真右側のような光沢感が付与されたものになる傾向がございます。ただし、めっき前後のバフにより光沢をもたせることも可能です。

　また、浴温度や電流密度の管理範囲を素材ごとに適切に保つことで皮膜特性や品質を保証しております。なお、品物の形状による硬質クロムめっきの特徴の詳細も別で載せておりますので、どうぞ併せてご覧ください。

【めっき槽　設備（単位：㎜）】
・サージェント槽　2000（横幅） × 1000（縦幅） × 2000（高さ）：２槽
・HEEF槽　　　 2000（横幅） × 800 （縦幅） × 1800（高さ）：１槽

　その他、ニッケルめっき、スズめっき、硬質クロムめっき、無電解ニッケルめっき、各種めっき加工取り扱っております！表面処理のお困りごとはセンショ―にご相談ください！

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