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射出成形とは...「溶かす・流す・固める」 ~豆知識~
射出成形(Injection Molding)は、熱可塑性プラスチックや熱硬化性プラスチックを用いて、複雑な形状の部品を大量生産するための製造プロセスです。このプロセスは、「溶かす・流す・固める」という3つの基本工程から成り立っています。
1. 溶かす:プラスチック原料を加熱して溶融状態にします
2. 流す:溶融したプラスチックを高圧で金型に射出します
3. 固める:金型内でプラスチックを冷却し、固化させます
金型を使用することで、同じ形状の製品を短時間に多数生産できる非常に効率的な方法です。その生産性の高さが最大のメリットとなっています。
【 射出成形の歴史と発展 】
1869年には、アメリカ合衆国のジョン・ハイアット氏がニトロセルロース(火薬の原料であって、木材の繊維を硫酸と硝酸で溶かして作る)に樟脳(しょうのう)を加えると、象牙に似た物質が得られることを発見しました。
彼は、ビリヤードの球を作る材料を研究している最中に、この発明をしたそうです。
この物質は、「セルロイド」と命名され、様々な用途に使用されるようになりました。
1907年には、ベルギー出身のべークランド氏が石炭から「ベークライト」を作る方法を発明しました。ベークライトは、電気絶縁材料として大ヒットし、今日でもたくさん使用されています。
1920年には、ドイツのシュタウディンガー氏が高分子説を発表しました。後にこの説により彼はノーベル化学賞を受賞しています。
1921年、世界で始めてドイツで射出成形機が発明されました。プラスチック射出成形機が発明された結果、金型も必要になり、この頃に金型産業が産声を上げたと言えましょう。
日本では、1950年代から射出成形技術の導入が始まり、高度経済成長期に急速に普及しました。
★★★ 日進の樹脂成形のルーツは雛人形 ★★★
https://ja.nc-net.or.jp/company/92058/product/detail/247343/
射出成型とは? ~豆知識~
https://ja.nc-net.or.jp/company/92058/product/detail/262308/
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| 会社名 |
日進工業 株式会社 (にっしんこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 92058 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 碧南市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 300人 | 担当者 | 長田 和徳 |
| 産業分類 | 輸送機器 | ||
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