測定機械
事務用機器
医療機器
ステンレスの黒発色処理の技術について御紹介いたします。
黒発色処理を光学部品に実施している事例を御紹介致します。
ステンレス製の光学部品に黒発色処理を施す事により、光の反射率を低減させる事が出来ます。
弊社のステンレス黒発色処理については下記の記事にて御紹介しおります。
[ステンレス鋼の黒色発色]
https://www.nc-net.or.jp/company/88798/product/detail/105492/
[【表面処理】ステンレスコイルの連続発色ライン]
https://www.nc-net.or.jp/company/88798/product/detail/135189/
上記の記事で紹介した内容は、製品表面の意匠性に関するものですが、
ステンレスの黒発色処理は、意匠性以外にも利用されております。
一例として光学的性能を与えるための黒発色処理が挙げられます。
具体的に遮光板を例に挙げて御紹介致します。
図1に、光学部品における遮光板の概要を示しました。
光を通さないという用途だけでしたら、透過性のない物質であれば良いのですが、光の反射率が高い物質を遮光板に使用すると、光源から発せられた光が反射、跳ね返しが起こり「迷光」という現象を起こし、写真や画像観察に悪影響を与えてしまいます。
その為、遮光板には光を反射しない(反射しにくい)事が求められます。
黒色の塗装を施したり、黒色の樹脂などで遮光板を製作しますと、目的とする用途を満たす事ができます。
しかしながら塗装の場合は塗料自身が光によって少しずつ分解してしまったり、樹脂の場合は樹脂自身が耐熱性をあまり持っておらず、高温条件下においては使用が限られる可能性があります。
そこで適当なものが、ステンレスに黒発色処理を施した遮光板です。
この遮光板は黒色であるため光を吸収する性能を持っており迷光現象の発生を防ぐ事ができます。
塗料の様に分解されることも無く、ステンレス製である為、高温条件下でも使用可能です。
図2は、ステンレスに発色処理を施す前と、発色処理を施した後の写真です。
ステンレスが黒色に発色処理されていることがご覧頂けることと思います。
〇処理可能最大サイズ
・t=0.3~0.8 1,000mm×3,000mm(シート材)
・1,000mm×3,000mm×350mm (加工品)
〇ロット数
・1個~
試作からでもご相談頂ければと思います。
会社名 |
株式会社 東陽理化学研究所 (とうようりかがくけんきゅうしょ) |
エミダス会員番号 | 88798 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 新潟県 西蒲原郡弥彦村 |
電話番号 | 0256-94-4835 | FAX番号 | 0256-91-2017 |
資本金 | 85,555 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 296人 | 担当者 | 樋口 勇太 |
産業分類 | 通信機器 / 電子部品 / レジャー用品 |
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて