---
ラップ研磨は、ラップ盤とワークの間に砥粒を含んだラップ剤を挟み、相対運動させながら鏡面に仕上げる加工法です。ラップ盤は鋳鉄が基本ですが、ワーク材質に合わせて銅や錫など柔らかい金属も使われます。ただし、材質ごとに「粘り」「硬さ」「凝着しやすさ」が異なるため、同じ条件では品質が安定しません。材質に合わせた砥粒・ラップ盤・加工条件の選定が仕上がりを左右します。
ステンレス
粘りが強く、砥粒が食い込みにくいのが特徴です。アルミナ系砥粒と鋳鉄ラップ盤を組み合わせ、油性ラップ液で加工します。圧力はやや高め、回転は低速にすると研磨が進みやすくなります。目詰まりしやすいため、ラップ盤はこまめに目立てしましょう。荒加工には自己破砕して目詰まりしにくい炭化ケイ素も適しています。圧力不足は面粗さのばらつきにつながります。
銅
軟質で傷が付きやすいため、ワークより軟らかい銅や錫のラップ盤を使い、細かい番手の砥粒を選びます。圧力は低め、速度は控えめにし、ラップ液を多めに供給して摩擦熱を抑えます。圧力が強すぎると砥粒が深く食い込み、取り除けない傷が残ります。
アルミ
軟質で凝着しやすく、砥粒がワークに埋没しやすい材質です。銅や錫のラップ盤に油性ラップ液を併用して凝着を防ぎます。砥粒は少量ずつ供給し、ワークは頻繁に洗浄してください。放置するとかじりが発生し、面が荒れる原因になります。
SKD11(熱処理済み)
HRC58〜62程度と硬く、寸法安定性に優れますが、加工熱による変形に注意が必要です。鋳鉄ラップ盤とアルミナ系砥粒の組み合わせが基本です。両面を交互に研磨すると反りを抑えられます。片面だけの研磨は歪みの原因になります。
超硬
非常に硬く、一般の砥粒ではほとんど削れません。ダイヤモンド砥粒の使用が必須で、ラップ盤は鋳鉄を選びます。粗い番手から仕上げ番手へ段階的に進め、油性ラップ液で加工します。アルミナ系砥粒では研磨が進まず、時間だけがかかる失敗につながります。
まとめ
材質の特性を理解し、砥粒・ラップ盤・圧力・速度を最適化することが、安定した鏡面仕上げへの近道です。まずは小ロットで条件出しを行い、面粗さを測定しながら条件を詰めていきましょう。
加工品質や精度課題でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
大野精工では、部品から焼き入れ、表面処理、
ASSY(組付けまで)一貫して製作いたします。
また調達代行として柔軟・迅速な対応を得意としており、
お客様の損失を最小限に抑えることを追求します。
ハードクロム・無電解ニッケル・亜鉛めっき
DLC・TiN・TiCN・窒化処理などいろいろな表面処理を駆使して
長寿命化も実現いたしますので、ぜひご連絡ください
詳細は↓↓↓
https://www.ohnoseiko.com/
関連URL: https://www.ohnoseiko.com/
(Last update : 2026-08-05)
| 会社名 |
大野精工 株式会社 (おおのせいこうかぶしきがいしゃ) |
エミダス会員番号 | 80724 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 西尾市 |
| 電話番号 | 0563-75-3922 | FAX番号 | 0563-75-3933 |
| 資本金 | 1,500 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 110人 | 担当者 | 華井 雅斗 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 産業用機械 | ||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
