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特徴
射出成形では、金型内のガスやエアが十分に抜けないことで、ショートショット、バリ、ウエルド、ガス焼けなどの不良につながる場合があります。ショートを改善するために充填圧を上げるとバリが発生し、バリを防ぐために型締圧を高くするとガス焼けが発生するなど、成形条件の調整だけでは不良が連鎖してしまうことがあります。
プラモール精工の公式資料では、投影面積からの計算値では170tの型締力が必要とされる金型を、型締力50tの成形機に取り付け、実際の型締圧37tで成形できた社内試験型の検証結果が紹介されています。これは、型内のベントを徹底的に追加し、ガスやエアを抜きやすくすることで内圧上昇を抑え、低圧での成形につなげた事例です。
このように、ガス抜きは単なる不良対策ではなく、低圧成形、成形条件の安定化、金型への負担軽減、設備のダウンサイジングにも関わる重要な要素です。
スーパーガストース ブロック入子タイプについて
スーパーガストースは、多数の微細なスリットにより排出面積を確保し、金型内のガスやエアを排出しやすくするガス抜き部品です。多数のスリットにより排出面積が多く、スリット面全体から吸引されるため、ガス・エアを除去しやすい構造になっています。また、排気面積が広いことで内圧上昇を長く抑えやすく、低圧成形にもつながります。
今回追加されたスーパーガストース ブロック入子タイプ「SPGFC」「SPGFD」は、精密部品やコネクター、小物部品にピンポイントでガス抜きができる新商品です。材質はSUS420J2、硬度はHRC50~56です。限られたスペースの中で、狙った箇所にガス抜き構造を設けたい場合に適しています。
主な使用場面
スーパーガストース ブロック入子タイプは、精密部品、コネクター、小物部品など、細かい形状部や狭い範囲でガス抜きが必要になる成形品に適しています。
例えば、最終充填部でショートショットが発生する場合、角部や細部にガス焼けが出る場合、シルバーや充填不良が発生する場合などに検討できます。通常のベントだけではガスが抜けにくい箇所や、エジェクタピン位置では狙った場所にガス抜きを設けにくい場合にも、ブロック入子タイプを使用することで、製品形状に合わせたピンポイントのガス抜き対策が可能になります。
また、金型内のガスやエアを排出しやすくすることで、成形時の内圧上昇を抑えやすくなります。成形条件を無理に上げるのではなく、金型側から充填しやすい状態をつくることが重要です。
使用方法・設置の考え方
低圧成形を安定させるためには、まずガスやエアがどこで発生し、どこに溜まりやすいかを確認することが重要です。プラモール精工では、スプルー直下の突出しピンやランナーエンドにガスベントを設けることで、製品部に入り込む前にガスやエアを抜く考え方を示しています。
そのうえで、製品部の細かい箇所や最終充填部など、局所的にガス抜きが必要な部分には、スーパーガストース ブロック入子タイプを配置します。SPGFC・SPGFDを金型構造や製品形状に合わせて使用することで、必要な箇所に排気面を設けることができます。
公式資料では、連結加工、バラ加工、連結一体加工、丸一体加工などの加工使用例も紹介されており、金型スペースやガス抜きしたい位置に合わせて使い方を検討できます。
■ 期待できる効果
スーパーガストース ブロック入子タイプを使用することで、ガス焼け、ショートショット、シルバー、充填不良などの品質不良の低減が期待できます。
また、金型内のガスやエアを抜きやすくすることは、内圧上昇の抑制にもつながります。公式資料で紹介されている、170tの計算値に対して37tで成形できた事例のように、ベントを徹底的に設けることで、低圧成形や設備のダウンサイジングにつながる可能性があります。
成形条件だけで不良を抑えようとすると、別の不良が発生する場合があります。だからこそ、金型側に適切なガス抜き構造を設け、ガスやエアをスムーズに排出できる状態にすることが重要です。
まとめ
スーパーガストース ブロック入子タイプ「SPGFC」「SPGFD」は、精密部品、コネクター、小物部品にピンポイントでガス抜きができる新商品です。
ガス焼け、ショートショット、シルバー、充填不良などでお困りの場合や、通常のベントでは十分にガスが抜けない場合は、スーパーガストース ブロック入子タイプをご検討ください。
プラモール精工では、170tの計算値に対して37tで成形できた社内試験型の検証結果にもあるように、ガスやエアを適切に排出することで、低圧成形、成形条件の安定化、金型負担の軽減につながるガス抜き対策をご提案しています。
| 会社名 |
株式会社 プラモール精工 (ぷらもーるせいこう) |
エミダス会員番号 | 74952 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 宮城県 富谷市 |
| 電話番号 | 022-348-1250 | FAX番号 | 022-348-1244 |
| 資本金 | 7,000 万円 | 年間売上高 | 32,000 万円 |
| 社員数 | 39人 | 担当者 | 上川名 雄祐 |
| 産業分類 | 治工具 / 電子部品 | ||
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