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「バリ対策をしたのに、また同じ場所に出てきた」
「一度改善したはずなのに、量産を続けていたら再発した」
「条件を変えているが、しばらくするとまた増えてくる」
ゴム成形では、このような悩みが出てくることがあります。
バリは、一度対策して終わるものではありません。量産を続けていると、落ち着いたはずの箇所にまた出始めることがあります。同じ場所で繰り返すときは、成形条件だけを見ても原因がつかめないことがあります。PL面(パーティングライン)の状態や金型構造まで確認したいところです。
バリ取りや検査で対応を続けていると、後工程の負担が増えていきます。異物混入リスクや、検査工数の増加につながることもあります。「また出た」を繰り返さないためには、金型側も含めて見直していくことが大切です。
この記事では、ゴム金型のバリが再発する理由と、繰り返さないために確認したい事項を紹介します。
【技術・製品概要】
ゴム金型のバリは、材料が金型の合わせ面や隙間へ入り込むことで発生します。成形条件の影響を受けることもありますが、金型状態や構造が原因になっているケースも少なくありません。
長期間使用している金型では、PL面にわずかな摩耗が起こることがあります。対策直後は問題がなくても、金型寿命が進むにつれて同じ箇所でバリが出やすくなる場合があります。
ゴム金型のバリを抑えるには、条件調整だけで終わらせないことが大切です。PL面、分割構造、材料の流れ方まで見ておくと、再発しにくい方向を考えやすくなります。図面段階で構造を整理しておくことも重要です。
【特長・技術ポイント】
〈PL面摩耗と金型寿命を見る〉
バリが再発する原因として多いのが、PL面の摩耗です。合わせ面にわずかな摩耗や当たりの偏りが出ると、そこから材料が入り込みやすくなります。
同じ箇所で繰り返しバリが出る場合、条件変更だけで判断しないことが大切です。金型寿命の影響でPL面状態が変わっていることもあります。部分修正で改善できるケースもあれば、構造そのものを見直した方がよいケースもあります。
〈金型構造に無理がないか確認する〉
一時的にバリを抑えられても、金型構造に無理があると再発しやすくなります。深い形状、複雑な分割、アンダーカットを含む製品では、型締め時の負荷が偏ることがあります。
図面を見る際は、バリが出る位置とPL位置が近いか、分割構造に無理がないかを確認しておきたいところです。ジャバラ、ブーツ、ホースのような特殊形状では、脱型性とのバランスも見ながら考える必要があります。
〈成形条件だけで改善しようとしない〉
圧力や温度を調整して、一時的にバリが減ることがあります。ただ、根本原因が金型側にある場合、条件変更だけでは改善が続かないことがあります。
以前と同じ条件で成形しているのにバリが増えた場合は、PL面状態や面当たりに変化が起きている可能性があります。条件だけで判断せず、金型状態も一緒に確認しておくと、再発を防ぎやすくなります。
〈バリレス金型が向くケースを整理する〉
後工程のバリ取り負担が大きい場合や、異物混入を避けたい製品では、バリレス金型を検討することがあります。品質要求が高い製品では、工数削減の面から見直されることもあります。
バリレス金型も、製品形状との相性があります。導入すれば安定するとは限りません。使用条件や金型寿命も踏まえながら、今の製品に合うかを確認しておきたいところです。
【活用例】
〈同じ箇所でバリが繰り返す場合〉
同じ位置にバリが出続ける場合、PL面摩耗や面当たりの偏りが関係していることがあります。条件変更だけで対応していると、落ち着いたと思ってもしばらくして再発することがあります。
バリが出る位置、発生時期、金型の使用状況を整理しておくと、修正で対応できるのか、構造見直しが必要なのかを判断しやすくなります。
〈量産中にバリが増えてきた場合〉
量産開始時は問題がなくても、一定期間後にバリが増えることがあります。金型寿命、型締め状態、材料の流れ方が影響している場合があります。
成形条件だけを見るのではなく、金型状態も確認しておきたいところです。再発タイミングを整理すると、見直しの方向性を考えやすくなります。
〈バリレス化を検討したい場合〉
後工程のバリ取り工数が増えている場合、バリレス金型を検討することがあります。異物混入リスクを減らしたい製品でも見直されるケースがあります。
製品形状、必要数量、品質条件によって向き不向きがあります。図面段階で整理しておくと、構造やメンテナンス性も含めて判断しやすくなります。
【判断軸・導入メリット】
ゴム金型のバリ再発を見直す際は、次の内容を整理しておくと相談が進めやすくなります。
〈再発しやすいケース〉
・同じ箇所で繰り返しバリが出る
・条件変更で一時的に改善している
・量産中に徐々にバリが増える
・長期間使用している金型である
・特殊形状や複雑形状である
・バリ取りや検査工程の負担が大きい
〈図面段階で確認したいこと〉
・バリが出ている位置
・PL位置との関係
・分割構造
・アンダーカットの有無
・使用材料
・現在の成形条件
・金型使用期間
・過去の修正履歴
・必要数量
・後工程で困っている内容
これらを整理しておくと、「なぜ再発するのか」だけでなく、「金型修正で改善できるか」「バリレス金型が向いているか」を確認しやすくなります。
【よくある相談内容】
〈こんな相談があります〉
・対策したのにまたバリが出る
・同じ箇所だけ繰り返し不良になる
・PL面摩耗が原因か分からない
・既存金型を修正して改善できるか
・バリレス金型に変更できるか
・量産時のバリ取り工数を減らしたい
【まとめ】
ゴム金型のバリ再発には、PL面摩耗、金型構造、成形条件、金型寿命が関わっていることがあります。条件変更で一時的に改善しても、金型側に原因が残っていると、しばらくして同じ不良が出ることがあります。
繰り返すバリ不良では、発生位置、再発タイミング、PL面状態、構造を整理しながら見直すことが大切です。特殊形状や量産品では、バリ取り負担が大きくなる前に、金型修正やバリレス化の可能性も確認しておきたいところです。
「対策したのにまたバリが出る」「同じ箇所で不良が繰り返す」「バリレス金型で改善できるか判断したい」と困っている場合は、図面を前に「どこを見直せばいいのか」と迷っている段階でも相談可能です。
【お問い合わせ先】
有限会社井本精機
〒468-0053 愛知県名古屋市天白区植田南3-815
TEL:052-801-5519
FAX:052-801-5919
URL:https://imotoseiki.com/
| 会社名 |
有限会社 井本精機 (いもとせいき) |
エミダス会員番号 | 5581 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市天白区 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 500 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 5人 | 担当者 | 井本 裕文 |
| 産業分類 | OA機器 / 輸送機器 / 文房具雑貨 | ||
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