自動車(試作)
半導体
プラント製造
◆テフロンコーティングの種類と特徴◆
【種類】
●PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
連続使用温度が260℃と最も高く、耐熱性のほか、
非粘着性、低摩擦特性などにも優れています。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/guide-ptfe/
●FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)
PTFEの改良樹脂ですが、耐熱性はPTFEより低くなります。
焼成により滑らかなピンホールの少ない被膜を得ることができます。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/knowledge/guide-fep/
●PFA(パーフルオロアルコキシアルカンポリマー)
PTFEの改良樹脂で、PTFEと同じ連続使用温度260℃を有しています。
熱溶融粘度が低く、PTFEでは得られなかったピンホールの少ない
連続被膜を得ることができるため、防食用コーティングとして、
使用されます。
また、PFAは用途によってはPTFEより非粘着性に優れているため、
高温離型用コーティングとして使用されています。
▼詳細解説▼
➡ https://www.y-skt.co.jp/magazine/knowledge/guide-pfa/
【種類ごとの特徴一覧】
◆種類 非粘着性 すべり性 耐食性 耐熱性
PTFE 〇 ◎ △ ◎
PFA ◎ 〇 ◎ ◎
FEP ◎ 〇 ◎ 〇
※耐食性の場合は厚膜加工が必要
◆テフロンコーティングとは◆
テフロンコーティングとは米国デュポン社のフッ素樹脂の登録商標である
テフロン™樹脂の塗料(液体や粉体)を塗装して塗膜にした表面処理です。
テフロン樹脂の塗膜により非粘着性、撥水性、すべり性、耐薬品性、
電気特性などの優れた機能を主に金属素材の表面に付与できます。
テフロンコーティングは、自動車、半導体、航空宇宙、電子部品、液晶、
化学工業、医療医薬品、食品、一般工業などさまざまな産業界のあらゆる
分野で活用されています。
また、テフロンコーティングは家庭用フライパン、ホットプレートなど身近な
製品にもテフロン加工やテフロンコートなどさまざまな呼び名で浸透して
います。
▼テフロンコーティングの教科書の無料ダウンロードサイトはこちら!
https://www.y-skt.co.jp/promote/teflontext.html
◆テフロンコーティングの特性◆
●非粘着性
ものがくっつきにくく、付着しにくいため汚れなども簡単にとれるように
なります。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/teflon_release/
●低摩擦性(滑り性)
摩擦による抵抗が小さく摩擦係数が低くいため滑りやすくなります。
特にPTFEは固体潤滑材としても利用されます。
静摩擦係数 0.04(参考値)
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/lowfriction/
●撥水・撥油性
水や油が弾きやすくなります。
水の接触角 114° (参考値)
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/teflon_repel/
●耐薬品性
ほとんどすべての薬品や溶剤に侵されたり溶けたりすることがなく、
厚膜加工を施すことで耐食性が向上し基材を腐食から守ることが
できます。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/teflon_chemicalproof/
●耐熱・耐寒性
プラスチックでありながら熱に強く、PTFEでの連続使用温度は260℃
です。また寒さにも強くマイナス250℃の低温にも耐えます。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/heat_cold_resistance/
●電気特性
絶縁耐力、体積低効率が大きく、電気絶縁性に優れます。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/electrical_character/
●難燃性
プラスチックの中で最高クラスの難燃性を持ちます。
➡ https://www.y-skt.co.jp/magazine/knowledge/guide-fireproof/
●耐候性
屋外でも問題なく使用できます。
●純粋性
化学的に不活性なため純粋性が高く、高純度な液体の搬送経路にも
利用されます。
▼テフロン™フッ素樹脂のお役資料ダウンロードサイトはこちら▼
➡https://www.y-skt.co.jp/magazine/reference/#useful
◆コーティング膜厚◆
●5μm〜2000μm
※種類により異なります。
※詳細は弊社技術営業員ご相談ください。
◆加工可能な基材◆
金属、セラミックス(樹脂、ゴム、紙も可能な場合があります)
※詳細は弊社技術営業員ご相談ください。
◆コーティング色◆
黒色、緑色、灰色、メタリック色、茶色など、仕様により異なります。
◆テフロンコーティングに加工方法(工程)◆
テフロンコーティングは液体や粉体の塗料をスプレー塗装や粉体塗装で
塗膜にします。テフロン樹脂はものがくっつきにくいため、基材にしっかりと
密着させるための特殊な加工技術が必要です。テフロンコーティングを
しっかりと機能させるためには信頼できる業者の選定が大切になります。
▼詳細解説▼
➡https://www.y-skt.co.jp/process.html
関連リンク
▼テフロン™フッ素樹脂コーティングの脱脂処理「空焼き」とは▼
➡https://www.nc-net.or.jp/company/49279/product/detail_machine/10392/
◆テフロンコーティングのLicensed Industrial Applicator◆
吉田SKTは1968年に米国デュポン社(現ケマーズ社)とLicensed Industrial
Applicatorの契約を結び、半世紀以上にわたりテフロン™コーティングを
はじめとした表面処理機能を追求してまいりました。
吉田SKTではお客さまの目的に合わせて、テフロンコーティングの特性を
最大限に生かすコーティング技術をご提供します。
また、デュポン社(現ケマーズ社)のLIA(工業用品塗装指定工場)として、
お客さまの製品力アップのお役に立ちます。
◆テフロンコーティング加工業者 株式会社吉田SKT◆
●全国3拠点の加工工場
東京・愛知・山口の3県に加工工場があり、お客様に適したな地域での加工が可能です。
また、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、山口に営業所を設けております。
●1個から量産まで柔軟に対応します。
量産品はもちろん、たとえば工場にひとつしかない機械のいち部品であっても、
用途や使用環境に合わせた加工をご提案いたします。
●細かな精密品から大型タンクまで施工できます。
大小さまざまな種類の焼成炉があり、最先端の分野で活躍する精密部品から、
深さ6mのタンクまで、多種多様なモノに自社設備で加工できます。
●お客様の使用用途、使用環境に適した材料の選定ができます。
吉田SKTでは多くのテフロン™樹脂、フッ素樹脂の取り扱いがあり、
使用用途や使用環境に適したコーティングの選定が可能です。
関連リンク
▼生産設備に初めてフッ素樹脂コーティングを検討される方へのご案内▼
➡https://www.nc-net.or.jp/company/49279/product/detail_machine/10578/
◆テフロンコーティングの使用用途◆
食品用機器 練り機、ロール、焼き型など
産業用非粘着分野 攪拌機、遠心分離機、ヒートシーラ、成形用金型、ロール類
化学プラント 配管、タンク類、バルブ、ポンプ類など
半導体製造装置 めっき治具関係、はんだ治具、半導体製造ライン等
潤滑関係 ベアリング、ピストンリング、精密機器部品、エスカレーターガイド等
OA機器 定着ロール、分離爪など
絶縁関連 各種電極、精密機器部品、碍子など
航空宇宙産業機器
関連リンク
▼フッ素樹脂コーティングの使用用途とは?▼
➡https://www.nc-net.or.jp/company/49279/product/detail/115475/
※詳細は下記リンクより吉田SKT公式サイトをご覧ください
会社名 |
株式会社 吉田SKT (よしだえすけいてぃー) |
エミダス会員番号 | 49279 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市西区 |
電話番号 | 052-524-5211 | FAX番号 | 052-524-5287 |
資本金 | 5,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 170人 | 担当者 | |
産業分類 | 治工具 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
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