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この記事では、テフロン™フッ素樹脂コーティングの検査方法に
ついて、外観検査、膜厚検査、ピンホール検査の3つを解説します。
◆テフロン™フッ素樹脂コーティングの外観検査◆
吉田SKTで行う塗膜外観検査は、お客様が必要とされる機能を
満たしたコーティング被膜が加工できているかを確認しています。
塗膜の外観検査は主に3点のポイントを確認します。
【外観検査の3つのポイント】
・コーティングの加工範囲
加工後のコーティング被膜が、打合せやご注文通りであるかを
図面や個別仕様を参照し、目視で確認します。
方法としては、主にコーティングの加工範囲、マスキングのご指定
がある場合は、その指定箇所と範囲を確認します。
・注文通りの材料が使われているかの確認
打合せ事項やご注文書通りの加工仕様であるかを確認します。
方法としては、主にコーティングの色調や加工記録などで確認します。
・コーティング被膜出来栄えの確認
コーティング被膜の出来栄えを確認します。
方法としては、主に目視や指触で確認します。
異常の大きさに応じて、拡大鏡などを使用します。
塗膜の表面全体を確認し、塗膜不良(クラック、異物付着、膨れ、
剥れ、損傷など)がないことを確認します。
■外観検査の環境
吉田SKTでは、JISに基づいた独自の社内規定により検査環境の
確認を行っております。
検査環境は、拡散昼光もしくは蛍光灯下で500lx以上と規定して
おります。
「外観検査」の詳しい記事はこちらもご覧ください。
➡ https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/visual_inspection/
◆テフロン™フッ素樹脂コーティングの膜厚測定検査◆
フッ素樹脂コーティングをご相談いただいた際に、打合せなどで
膜厚の取り決めをした場合、加工後に膜の厚みを測定します。
膜厚の単位は主に「μm(マイクロメートル)」=1000分の1mmを
用います。
【検査方法】
膜厚測定検査では、主に膜厚計を使用します。
この方法は塗膜に傷をつけることのない、非破壊タイプの検査です。
膜厚計では一般的に「プローブ」 と呼ばれる探針を金属基材上に
処理された塗膜表面に垂直に押し当てることで塗膜の厚みを測定
します。
膜厚計では以下の形状や基材は測定ができません。
・ プローブを測定面に対して垂直に押し当てることができないような形状物
(例)針金のような細い形状、 プローブが入らないような溝内部など
・金属以外の基材
(例)ガラス、樹脂など
膜厚計が使用できない場合は、必要に応じて
「測定可能なテストピース(ダミー板)を使用して測定する方法」
「加工前後の寸法を測定し算出する方法」
「切断し、断面を拡大して確認する方法」
などを用います。
「膜厚測定」詳しい記事はこちらもご覧ください。
➡ https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/how_thickness_test/
◆テフロン™フッ素樹脂コーティングのピンホール検査◆
防食用途のコーティングで、ピンホールレスの塗膜が必要な
場合は加工後にピンホール検査を行います。
■ピンホール検査の方法
吉田SKTでは、コーティング仕様や基材に応じて絶縁抵抗計や
ピンホールテスター、化学式検出法で検査を行っています。
これらの方法は塗膜に傷をつけることのない、非破壊タイプの
検査です。
■ピンホール検査の種類
ピンホール検査には主に3つの方法があります。
・電気抵抗測定法(湿式)
・放電検出法(乾式)
・化学式検出法
「ピンホール検査」より詳しい記事はこちらをご覧ください。
➡ https://www.y-skt.co.jp/magazine/coating/pinhole_test/
◆ 株式会社吉田SKT ◆
- テフロン™フッ素樹脂コーティング・表面処理のプロフェッショナル-
●全国展開している加工工場のネットワーク
東京・名古屋・山口に位置する加工工場では、地域に合わせたや
製品に最適な加工を提供しています。
営業拠点も東京、横浜、名古屋、大阪、広島、山口と全国に広がり、
アクセスしやすい体制を整えております。
●個別のニーズにも量産の要求にも柔軟に対応
量産品はもちろん、たとえば工場にひとつしかない機械のいち部品であっても、
用途や使用環境に合わせた加工をご提案いたします。
●小さな精密部品から大型タンクまで、幅広い加工能力
最先端技術を駆使した精密部品から、深さ6メートルの大型タンクまで、
各種サイズに対応可能な焼成炉を備えており、多様な製品に対応できる
加工能力を持っています。
●お客様の使用用途、使用環境に適した材料の選定ができます。
弊社では、フッ素樹脂だけでなく、シリコーンやセラミックスなど、
多様なコーティング材料を取り扱っています。お客様の使用目的や環境条件に
適したコーティング材料をから個々のニーズに合わせたご提案をいたします。
▼コーティング・表面処理のお問い合わせはこちら▼
https://www.y-skt.co.jp/contact.html
【吉田SKTの特徴】
吉田SKTは、お客様の要求に応じた多様な基材への対応を実現しています。
数百に及ぶ材料の中から、最適なコーティングと表面処理技術をご提案。
お客様に選択肢の幅を広げることができます。
当社は、「粘着物質の付着防止」や「滑り性の向上」などの
特定機能を付加することはもちろんのこと、
「高精度が求められる」「耐熱性が必要」といった、
お客様ごとに異なるニーズや環境にきめ細かく対応することで、
確かな効果を期待できます。
さらに、実際の素材でお試しいただけるテストピースを提供することで、
充実したサポートを実現しています。
【国内拠点のご案内】
〇名古屋事業所:名古屋市港区新茶屋三丁目1238番地
〇東京事業所:東京都荒川区町屋五丁目4番6号
〇山口事業所:山口県美祢市大嶺町東分字池尻3058番45
〇横浜営業所:横浜市神奈川区神奈川本町3-1弘中ビル302号
〇大阪営業所:大阪市城東区成育四丁目9番14号
〇広島営業所:広島県東広島市西条町下見4343番地10
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株式会社吉田SKT 本社
名古屋市西区花の木1-12-20
TEL:052-524-5211(代表)/FAX:052-524-5287
公式HP:https://www.y-skt.co.jp/
問合せフォーム:https://www.y-skt.co.jp/contact.html
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会社名 |
株式会社 吉田SKT (よしだえすけいてぃー) |
エミダス会員番号 | 49279 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市西区 |
電話番号 | 052-524-5211 | FAX番号 | 052-524-5287 |
資本金 | 5,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 170人 | 担当者 | |
産業分類 | 治工具 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
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