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ディスペンサーノズルにおける「液の這い上がり」トラブルの解消 液剤吐出不良を低減する方法
■ディスペンサーノズルにおける「液の這い上がり」問題とは
ディスペンサーノズルから液剤を吐出する工程では,液滴がノズル先端から切れず,ノズル外面に濡れ広がって這い上がる現象が発生することがあります。この現象は,吐出位置のズレや液だれ,糸ひきの原因となり,精密塗布工程や分析機器等での滴下作業において大きな課題となります。特に電子部品や精密機器向けの製造工程では,わずかな吐出不良が品質低下や歩留まり悪化につながってしまいます。
■這い上がりが起こす具体的な問題
ノズル外面に液剤が付着すると,吐出量や吐出タイミングが不安定になり,狙った位置に正確に滴下できなくなります。また,移動中に付着した液が落下することで周辺部品や治具を汚染するリスクも高まります。さらには,外面に残った液剤が乾燥・効果することでノズル先端に付着物が生じ,吐出不良や清掃頻度の増加といった二次的な問題も発生します。
■原因はノズル外面の「濡れ性」
液の這い上がりは,ノズル外面と液剤の濡れ性が高いことが主な原因です。表面エネルギーの高い材料や微細な凹凸を有する表面では,液剤が毛細管現象によって外面を伝い,意図しない方向へと移動してしまします。また,滴下する液剤の表面張力が小さい場合も濡れ広がりやすくなる原因となります。ノズルの形状の工夫や吐出条件の調整だけでは,根本的な解決に至らないケースも少なくありません。
■「NonStick STC(ノンスティックSTC)」による改善アプローチ
この課題に対し,ノズル先端にNonStick STCを適用することで,液の這い上がりを大幅に抑制した事例があります。NonStick STCはふっ素系高分子を基材表面と化学結合させることで,平滑かつ低表面エネルギーな表面を軽視。これにより液剤が外面に濡れ広がりにくくなり,吐出後の液滴がノズル先端から素早く切れるようになります。
また,NonStick STCの塗膜は1ミクロン以下の極薄膜で,かつ透明性に優れているため,ノズルの吐出口形状や寸法精度に影響を与えにくい点も特長です。従来の厚膜コーティングのように,吐出径の変化や外観変化を懸念する必要がなく,既存ノズルへの後加工としても適用しやすくなっています。また,ブラストレスで処理可能なため,ノズル表面の平滑性を維持したまま機能付与が行えます。
■安定した吐出とメンテナンス性の向上
NonStick STCの適用によ,、吐出位置の安定化や液だれ防止といった効果が得られただけでなく,ノズル外面への付着物が減少したことで清掃頻度も低減しました。さらに,化学結合による高い密着性を有するため,使用中の摩耗による性能低下が起こりにくく,長期間にわたり安定した非粘着性を維持できる点も評価されています。
■まとめ
ディスペンサーノズルの液の這い上がり問題は,吐出条件の最適化だけでなく,ノズル表面そのものの特性を制御することが重要です。NonStick STCは,ノズルの形状や材質を変えることなく,表面に非粘着性・すべり性といった機能を付与できるため,精密塗布工程における根本的な改善手段として有効です。
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フッ素コーティング / ふっ素コーティング
非粘着性 / 難付着性 / 離型性 / 付着防止 / 汚れ防止 / 防汚 / 撥水性 / 撥油性 / すべり性 / 潤滑性 / 低摩擦性 / 耐摩耗性 / 摺動性
| 会社名 |
日建塗装工業株式会社 (にっけんとそうこうぎょうかぶしきがいしゃ) |
エミダス会員番号 | 46354 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 荒川区 |
| 電話番号 | 03-3801-2165 | FAX番号 | 03-3807-7139 |
| 資本金 | 10,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 90人 | 担当者 | 慶田盛 幸之介 |
| 産業分類 | 治工具 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
| 主要取引先 |
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