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絞り加工で成形した部品に、フランジや取付部などの板金部品を追加したい場合、成形と溶接を別工程として考えるだけでは、形状や接合状態をまとめにくいことがあります。特に絞り加工品は曲面を持つため、平板同士の板金溶接とは異なる組立上の確認が必要です。既製の部品では形状や寸法が合わない場合には、絞り加工と板金加工、TIG溶接を組み合わせて製作する方法が検討できます。この記事では、絞り加工品に部品を追加する際のTIG溶接について、材質、熱影響、複合加工の考え方を整理します。
【技術・製品概要】
絞り加工は、金属板を金型などに沿わせて立体的な形状へ成形する加工です。平板から円筒状や容器状などの形状を作ることができ、板金加工だけでは製作しにくい曲面部品にも用いられます。市川鉸工業では、プレスによる深絞り加工やスピニング加工に対応しており、板金加工や溶接と組み合わせた複合的な加工にも取り組んでいます。
絞り加工品へ別部品を追加する場合は、成形品と追加部品の接合状態を確認しながら工程を組むことが重要です。追加部品を板金で製作し、TIG溶接によって接合することで、単体の成形品では対応できない構造へ仕上げる方法があります。
【特長・技術ポイント】
〈絞り加工とTIG溶接を組み合わせる〉
絞り加工品にフランジや補強部、接続用の部品などを追加する場合、成形工程と溶接工程を連携させる必要があります。成形品の形状に合わせて追加部品を加工し、位置を確認したうえで接合することで、複数の加工方法を組み合わせた製品として仕上げられます。単純な一体成形では対応しにくい形状を検討する際に、絞り+溶接という考え方が有効です。
〈材質に応じて接合方法を検討〉
溶接では、接合する材料の種類や板厚によって加工時の状態が変わります。市川鉸工業では、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの板金加工に対応しており、TIG溶接設備も保有しています。絞り加工品と追加する板金部品について、材質や板厚を事前に整理することが、適した加工工程を検討するうえで重要になります。
〈熱影響を考慮した溶接〉
TIG溶接は、電極と母材の間にアークを発生させて接合する方法です。溶接では局所的に熱が加わるため、成形済みの部品に対しては、熱による変形や外観への影響を考慮する必要があります。特に曲面を持つ絞り加工品では、溶接前の形状や接合位置を確認し、完成形状を考えた工程設定が求められます。
〈板金部品との複合加工〉
絞り加工品だけで製品を完成させるのではなく、レーザー切断や曲げ加工で製作した部品を組み合わせる方法もあります。市川鉸工業では、レーザー加工機やベンダーなどの板金設備に加え、TIG溶接機を備えています。複数の加工工程を組み合わせることで、成形品と板金部品を一つの構造として検討できます。
【活用例】
〈成形品に取付部を追加する構造〉
絞り加工で作った曲面部品に、別途製作した取付部や接続部を追加する場合があります。追加部品を板金加工で製作し、成形品との位置関係を確認してからTIG溶接することで、単体の絞り加工品とは異なる構造に仕上げることが可能です。取付位置や接合部の形状は製品ごとに異なるため、図面や仕様に合わせた工程検討が必要になります。
〈絞り品と板金部品を組み合わせる複合製品〉
曲面部分を絞り加工で成形し、平面部分や接続部分を板金加工で製作する方法では、それぞれの加工に適した工程を使い分けられます。成形品と板金部品を別々に加工した後、溶接によって組み合わせることで、複雑な形状の製品にも対応しやすくなります。絞り加工だけ、板金加工だけでは成立しにくい構造を検討する際の選択肢となります。
【判断軸・導入メリット】
絞り加工品へのTIG溶接を検討する場合は、成形方法だけでなく、追加する部品の仕様や接合後の状態まで整理することが重要です。特に熱影響が考えられる製品では、溶接位置や接合方法を含めて加工工程を検討する必要があります。
相談時には、次の情報を整理しておくと検討を進めやすくなります。
・用途
・成形品の形状と仕様寸法
・追加する板金部品の形状
・材質
・板厚
・溶接箇所
・必要な勘合や位置関係
・数量
・使用環境
・溶接後の追加加工や仕上げの有無
絞り加工品と板金部品を別々に手配する方法もありますが、最終的な組立状態まで考える場合は、成形から板金加工、溶接までの工程をまとめて検討することに意味があります。図面や3Dデータなどの情報があれば、部品構成や接合位置を確認しながら加工方法を検討できます。
【まとめ】
絞り加工品へのTIG溶接では、成形した部品に追加部品を組み合わせることで、単体加工では対応しにくい構造を製作できます。材質や板厚、接合位置によって溶接時の熱影響や組立状態が変わるため、絞り加工だけでなく板金加工と溶接を含めた工程検討が重要です。
市川鉸工業では、プレスによる深絞り加工やスピニング加工、レーザー加工、曲げ加工、TIG溶接などを組み合わせた加工に対応しています。絞り品に部品を追加したい場合は、用途、形状、材質、板厚、数量、使用環境、追加加工の有無などを整理することで、成形から溶接までを含めた加工方法について相談できます。
【お問い合わせ先】
市川鉸工業株式会社
〒370-1203 群馬県高崎市矢中町1131-1
TEL:027-346-2616
FAX:027-346-1065
URL:https://i-shibori.com/
| 会社名 |
市川鉸工業株式会社 (いちかわしぼりこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 106142 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 群馬県 高崎市 |
| 電話番号 | 027-346-2616 | FAX番号 | 027-346-1065 |
| 資本金 | 1,200 万円 | 年間売上高 | 50,000 万円 |
| 社員数 | 30人 | 担当者 | 堀野暉史 |
| 産業分類 | 工作機械 / 家具 / 照明器具 | ||
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