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新製品開発において、試作から量産へのスムーズな移行は大きな課題です。試作段階では設計確認や性能検証が主目的ですが、量産に移行すると安定供給やコスト最適化が求められます。ここでつまずくと、開発スケジュールの遅延や追加コストが発生し、顧客の信頼にも影響を与えます。本記事では、金属加工における試作と量産の違いを整理し、市川鉸工業が実践している短納期対応や設計検証の体制について解説します。
【試作と量産の違い】
試作は設計図面をもとに実際の形状や性能を確認するための工程です。少量生産であるため、金型を使用せずレーザー切断やヘラ絞り加工を用いることが一般的です。一方、量産では数百から数千個の生産を前提とし、プレス加工用の金型や専用治具を用いた効率的な製造が必要になります。両者の違いを理解し、試作段階から量産を見据えた設計を行うことが重要です。
【短納期対応の体制】
市川鉸工業では、試作は1〜2週間、小ロットは2〜4週間、中ロットは1〜2か月、量産は2〜3か月を目安に対応しています。さらに形状や材質に応じて特急対応も可能です。プレス加工、板金加工、ヘラ絞り加工、溶接加工をすべて自社で行えるため、外注調整によるタイムロスがなく、スピード感を持った製作が可能です。
【設計検証における3Dプリンタの活用】
試作段階では3Dプリンタを用いて樹脂モデルを出力し、干渉確認や組立性の評価を行います。金属加工に移行する前に形状を検証できるため、不具合の早期発見につながります。治具の試作にも利用でき、量産工程に必要な治具の妥当性を事前に確認することで、リードタイムの短縮と品質安定化を実現しています。
【試作から量産へのステップ】
1. 設計図面・CADデータの確認
2. レーザー切断や曲げによる初期試作
3. ヘラ絞りやプレスを用いた形状検証
4. 寸法検査・外観検査で課題を洗い出し
5. 必要に応じて3Dプリンタで修正案を確認
6. 量産用金型・治具を設計製作
7. 小ロット試作で量産条件を再現
8. 本格量産へ移行
この流れを確立することで、手戻りを最小限に抑え、開発リードタイムを短縮できます。
【製作事例】
・ファンモーター部品:アルミ材を用いた深絞り加工。試作段階で板厚と形状を検証し、量産時の不具合を防止。
・水撃防止器:ヘラ絞りとカシメ加工を組み合わせ、内部密閉構造を形成。試作で気密性確認を行い、量産品質を安定化。
・照明用セード:ヘラ絞り加工と三次元レーザー穴加工を組み合わせた意匠部品。試作段階でデザイン性と機能性を確認し、量産に反映。
これらの実績は、試作での設計検証が量産成功の鍵であることを示しています。
【品質保証と検査】
試作・量産のいずれにおいても、品質保証は欠かせません。ノギスやマイクロメータ、ハイトゲージによる寸法検査を行い、必要に応じて全数検査や抜き取り検査を実施。外観検査ではキズやバリ、溶接部の品質を確認し、検査成績書の発行も可能です。これにより、量産移行後も安定した品質を維持できます。
【まとめ】
試作は単なる形状確認ではなく、量産を意識した設計検証の場であることが重要です。短納期での試作対応、3Dプリンタを用いた形状検証、プレス・板金・ヘラ絞り・溶接を一貫対応する体制により、スムーズな量産移行が可能になります。開発から量産までを効率よく進めたい方にとって、確実な検証体制を持つ金属加工メーカーは心強いパートナーとなります。
【お問い合わせ先】
市川鉸工業株式会社
〒370-1203 群馬県高崎市矢中町1131-1
TEL:027-346-2616
FAX:027-346-1065
URL:https://i-shibori.com/
| 会社名 |
市川鉸工業株式会社 (いちかわしぼりこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 106142 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 群馬県 高崎市 |
| 電話番号 | 027-346-2616 | FAX番号 | 027-346-1065 |
| 資本金 | 1,200 万円 | 年間売上高 | 50,000 万円 |
| 社員数 | 30人 | 担当者 | 堀野暉史 |
| 産業分類 | 工作機械 / 家具 / 照明器具 | ||
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